Major Writings of Meitetsu Haruyama

春山明哲 はるやま めいてつ 氏 の著述 1946年生まれ。東京大学工学部工学研究科(修士)卒 国会図書館勤務を経て早稲田大学台湾研究所客員上級研究員、日本台湾学会理事長を務めた。春山明哲webcatplus。同姓同名者はいないので、CiNiiで綺麗な検索結果がでる。著述で扱われているテーマは、図書館に関するもの(議会図書館、納本制度、電子図書館、公共図書館の役割など)、台湾に関するもの(霧社事件、先住民、後藤新平、靖国神社、戦前期台湾の図書館など)。

春山明哲 booklog
春山明哲 読書メーター
CiNiiで春山明哲

動画 台湾出兵 牡丹社事件(1871-74年)をめぐって 研究史からのレビュー 早稲田大学台湾研究所 2021/03/13



Major Writings of Motoaki Akagawa

赤川元章 あかがわ もとあき 氏の著述。1940年生まれ。1965年慶應義塾大学商学部卒。大学院に進学。博士課程の所定単位履修後そのまま商学部に勤めた。明治学院、帝京大学、千葉商科大学大学院でも教えた。論文執筆は一つのテーマについて長期間に追う独特のスタイル。若い時から追跡したテーマは、順に、リーフマンの貨幣学説、ヒルファーディングの経済学方法論、ドイツ金融資本と世界市場、ドイツ・アジア銀行、チェコの体制転換など。赤川元章webcatplus。同姓同名の執筆者がいないので、CiNiiで著者赤川元章で検索すると赤川氏に絞り込んだ綺麗な結果がでる。

CiNiiで赤川元章

Major Writings of Jun Shirota

代田純 しろた じゅん 氏。1957年生まれ。中央大学大学院中退後、日本証券経済研究所大阪研究所、立命館大学国際関係学部を経て駒澤大学経済学部(金融論)。経済学部長、副学長を歴任。執筆者に同姓同名者が存在しないので、本人に絞り込んだデータがCiNiiからもとりやすい。そこでCiNiiから目録を作らず2022-2023年分のみを記載

駒澤大学研究者情報 代田純
代田純 読書メーター
CiNii 代田純の検索結果

論説 ATMの役割の変化とその将来像 公共政策的観点からの考察を踏まえて 月刊金融ジャーナル 64(11) 2023/11  14-17

共編著 中島真志と共編著 デジタル化する証券市場 金融財政事情研究会 2023/10

編著 入門銀行論 有斐閣 2023/02

論説 Over banking in Japan 駒澤大学経済学論集 54(4)  2023/02 1-22

随筆 箱根駅伝と企業・大学 証券レビュー 63(1)   2023/01     1-8

論説 Profit and cost structure of Japanese banks 駒澤大学経済学論集 54(3)  2023/02  1-17

論説 金融のデジタル化とオーバーバンキング問題 証券レビュー 62(6)  2022/06   8-36

動画 金融のデジタル化とオーバーバンキング問題 日本証券経済研究所「資本市場を考える会」2022/05/10


単著 デジタル化の金融論 学文社 2022/01


Major Writings of Satoru Yosida

吉田曉よしだ さとる 1933-2014 氏の著述目録  1955年東京大学経済学部卒 全国銀行協会を経て1985年から武蔵大学経済学部に勤めた。同姓同名者が複数以上いる。1980年以降で試作した。

cf. 斉藤美彦 内生的貨幣供給説への到達とその深化 吉田金融論の形成過程 大阪経大論集 74(2) 2023/07 1-20

論説 内生的貨幣供給と信用創造 季刊経済理論 45(2)  2008/07  15-25

cf.  吉川顕麿 吉田曉氏における「預金通貨」論の研究 金沢星稜大学論集 41(3)  2008/03 11-21

論説 決済システムからみた都銀と地銀 金融構造研究 27  2005/03 19-23

書評 川合研「アメリカ決済システムの展開」2002    福岡大学商学論叢 48(4)   2004/03 587-597

学位 決済システムと銀行・中央銀行 中央大学経済学博士 2004/03/23

論説 信用創造と信用貨幣―小林真之氏他の批判に答える 武蔵大学論集 51 (2)  2003/12  33-57

論説 インフレ・ターゲット論の虚妄 金融の現実無視、信用創造の「原理」直視せよ 金融財政 2002/06/06    2-7

単著 決済システムと銀行・中央銀行 日本経済評論社 2002/04
同上書評 斉藤美彦 金融財政事情 53(22)  2002/06/10  46-
同上書評 小谷野俊夫 国際関係比較文化研究 1(1)   2002 147-156
同上書評 木村二郎 武蔵大学論集 50(2)  2003/01 303-323
同上書評 松本朗 金融経済研究 19   2003/03 111-113

共著 山口重克ほかと共著 現代の金融システム:理論と構造 東洋経済新報社 2001/03

論説 電子マネーは新たな通貨か 武蔵大学論集 48(3)  2001/03 47-77

論説 電子マネーとナロウバンク 新しいマネー、新しい銀行か 国際金融 1059  2001/02/01  56-63

論説 金融ビッグバンについて 上 国際労働運動 28(8)  1998/08  14-25
   金融ビッグバンについて 下 国際労働運動 28(9)  1998/09   50-56
論説 オーバーローン論再考 東京経大会誌 207  1998/01  141-153

論説 ナロウバンク論批判 武蔵大学論集 42(4)  1995/02   1-21

論説 金融システムの安定性とナローバンク論 金融 559  1993/10   4-10 

論説 ノンバンクの金融システムにおける位置 金融 530  1991/05   4-10

解説 金融自由化と金融制度 経セミ 429  1990/10   8-11

論説 決済システム・準備預金および中央銀行 F.F.Famaのアカウンティングシステムの検討 武蔵大学論集 37(2-5)  1990/03 157-178

解説 MMCの経済学 規制金利から自由金利へ 経セミ 406  1988/11 40-43

コメント 金融研究会「金融リストラクチャリングの基本問題」1988/06/29でのコメント 金融研究 7(3) 1988/10 1-13

論説 支払決済制度をめぐる諸問題 リスクを中心として 金融 498  1988/09  4-11

論説 ペイメント・システムのリスクと銀行の本質 武蔵大学論集 35(6)  1988/03 25-48

書評 スプレーグ「銀行破綻から緊急救済へ」 証券経済 163 1988/03 167-180

解説 金融自由化と金融政策-窓口規制から市場操作へ 経セミ 382  1986/11 34-39

解説 金利自由化段階における公定歩合と預金貸出金利 国際金融 767 1986/06/15 2-8

論説 歩積み・両建て預金を考える 論集 現代の金融問題4(金融システム) 日本経済新聞社 1980/05 所収

論説 過剰流動性は再燃するか(橋本長雄と共著) 論集 現代の金融問題2(短期金融市場)所収 日本経済新聞社 1980/03   所収

 



The Bank in film

The Bank in film

 銀行を描いた映画を3本取り上げる。

The Bank (2001)

  The Bank 2001(Wikipedia)



 この映画の中でフラクタル幾何学fractal geometryを使い株価を予測することが紹介されている。自然界にみられるフラクタル(部分が全体と同じ形になる自己相似性self similarityを示す図形)現象と、経済現象におけるフラクタル現象は似ている(同じものではないか)という考え方があり、そこからフラクタル幾何学を用いて、経済現象を予測するという議論が行われることがある。映画のなかでは、フラクタル幾何学を用いた株価予測を紹介されている(trailerの画面はフラクタル現象を象徴している)。経済物理学という言葉が社会をにぎわせた時期と、この映画は重なっている。ただ株価の動きがフラクタルだとすると、そこには、平均とか分散などの従来的な考え方(標準偏差standard deviationの大きさや価格変動率volatilityでリスクを把握する考え方)による株価分析の妥当性を否定する主張が控えている。一見ランダムに動くものを予測可能なものとするこの分析法は、従来的な株価分析の正当性を否定する側面も有している。
 

   cf. chaos theory and investing

   cf. chaos theory and butterfly effect


The International (2009)


Tom Tykwer監督 邦題「ザバンク 堕ちた巨像」 クライブ・オーウェル主演

ナオミ・ワッツ共演 Guggenheim美術館のramp(上階に向かうスロープ)で展開される銃撃戦が圧巻。1991年に破綻したIBBCの事件がモデルとされる。映画では、(国際紛争や政情不安の原因になる)武器の国際的輸出の背後に、それを資金的にカバーする銀行が存在するが、実はこうした銀行の存在を、軍事産業や政府が必要としている、それゆえこういう銀行は無くならないのだというstoryが語られる。


The Banker (2020)



 不動産業者そして銀行による人種差別。どのように乗り越えたか。白人地域に空き家はあり黒人地域は密集している。そして黒人の中にも資産を保有している人がいる。そこにビジネスチャンスがある。ただ銀行が融資に応じない。そこで銀行を買収することを思いついた。しかし買い手が黒人と分かると、相手は応じない。そこでどうしたか。ーこの映画は、人種差別社会が、どのように覆されたかを、黒人側から市場競争の視点で前向きpositiveに描いている。どこまでこの映画が、事実と重なっているかが気になる所だ。

   La La Land Lucy




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