Major Writings of Kei Ehara

江原慶(えはら けい)氏の著述目録。1987年生まれ。2010年東京大学経済学部卒 2015年同大学博士課程修了 2015年3月 資本主義的市場と恐慌の理論 で経済学博士。大分大学経済学部准教授を経て 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。東京大学経済学部で「経済原論Ⅰ」経済原論Ⅱ」を担当。ここではresearch map及び東京工業大学リサーチリボジトリでの江原氏自身による開示をベースに、ネット情報を加え取捨してまとめた。

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江原慶 enpedia
江原慶 booklog
CiNii 江原慶(著者)
CiNii 江原慶(タイトル) 書評および書評へのリプライなど


報告 脱成長論のマルクス経済学的検討 公益財団法人政治経済研究所現代経済研究室研究会報告 2024/03/25

共編著 共編者は石井まこと 多様化する現代の労働 新しい労働論の構築に向けて(大分大学経済学部創立100周年記念叢書)法律文化社 2024/02

単著 マルクス価値論を編みなおす 桜井書店 2024/02

論説 脱成長貨幣論ーF.ソディの貨幣論の批判的検討を通して Commons(東京工業大学 未来の人類研究センター)Vol.3   2024/02 


論説 With Akihito Imai, The Japanese history of Marxian value-form analysis: Focusing on the Unoist approach, The Japanese Political Economy, 2023/12/22

論説 Marx's Ideas on Work Organization: Reinvestigating the Conceptions of Corporation, the Division of Labor, and Machinery, Science and Society, 81(4), 2023/10, 475-501

論説 貨幣の変容論と現代貨幣理論 信用理論研究 40  2023/05  1-19

講義シュラバス 2023年度文系教養科目 経済学B 東京工業大学 2023/03

講義シュラバス 2023年度文系エッセンス7 経済学  東京工業大学 2023/03

論説 脱成長論のマルクス経済学的検討 大阪公立大学『季刊経済研究』41.1-4 Winter 2023/03 3-28
cf. 山川利和氏(大阪産業大学)による特集趣旨文

論説 Reconstructing Marxian Theory of Ground Rate: Based on Japanese Development of Marxian Political Economy, Capitalism Nature Socialism 34(4) 2023/01 119-138 

論説 日本马克思主义研究现状-以马克思主义经济学为中心  中国社会科学评论 2022年3期 2022/12

論説 with 柴崎慎也  什么是商业资本:日本学者对马克思主义市场理论贡献  国外理论动态 5 2022 20-31  (搜狐com  2022/11/30

学会報告多様化する現代の労働とその行方 政治経済学・経済史学会秋季大会報告 2022/10/22

学会報告 「貨幣の変容と現代貨幣理論」 信用理論研究学会 2022/05/16

論説 「流通過程の不確定性」とマルクス経済学市場理論 経済志林 89(2) 2022/03 113-146

論説 Japanese Discourses on the Marxian Theory of Finance, palgrave macmillan, 2022
    Introduction to Japanese Studies of Marxian Theory of Finance, 2022/02/02
    Theorinzing Bank Capital: Neo-Unoist Approach, 2022/02/02

報告 「流通過程の不確実性」とマルクス市場理論 金沢大学政治経済学セミナー 2021/11/21

論説 資本による貨幣の変容ー現代資本主義像の再構築のために 季刊経済理論58(3) 2021/10 6-18

論説 With Shinya Shibasaki, What is commercial capital? Japanese contributions to Marxian market theory, Capital and Class, 41(2), 2021/07, 235-256 

共著 SGCIME編 マルクス経済学 市場理論の構造と転回 桜井書店 2021/03
   担当 はしがき、価値の知覚の比較学

cf. 第15回(2020)政治経済学・経済史学会賞受賞理由書(同選考委員会)2020/10/24

学会報告 経済学史学会第84回大会 セッション これからのマルクス経済学原理論 の司会。また「これからの地代論」を報告 2020/05/31

コメント これからの恐慌論研究のために 評論(日本経済評論社)217号 2020/02/23

論説 商品の同種性と商品債務 大分大学経済論集  71(2-4) 2019/11 1-37

リプライ 書評へのリプライ 季刊経済理論 56(3)  2019/10

共著 泉正樹、柴崎慎也、結城剛志と共著 これからの経済原論 ぱる出版 2019/10
cf. 書評 瀬尾崇 季刊経済理論 57(3)  2020/10
cf. 書評へのリプライ 結城剛志 季刊経済理論 58(2)  2021/07

講義シュラバス 政治経済学Ⅱ(立命館アジア太平洋大学 2019年度後期)

報告 資本主義的市場と恐慌の理論 制度的経済動学セミナー ポストケインズ派経済学研究会と共催 で報告 2019/06/29

論説 価値の知覚の比較学 「マルクス経済学の現代的課題」研究会報告書 2019/03

論説 資本の変容と「金融化」ー清水真志の「貨幣資本家」再考によせてー 大分大学経済論集 70(5-6)  2019/03  33-67 → 同一名称の論文が以下にもある 「2018年マルクス生誕200年記念国際シンポジウム 21世紀におけるマルクス報告集 第3巻」

共訳 結城剛志と共訳 マルチェロ・ムスト著 アナザー・マルクス 堀之内出版 2018/11
cf. Marcello Musto
cf. 書評 村上允俊 季刊経済理論 56(1)
cf. 書評 吉村信之 歴史と経済 247号 2020/04

WP 銀行業と資本―分化・発生論批判ー 政治経済学・経済史学会WP要旨 2019/12?

論説 銀行業と資本-分化・発生論批判ー 歴史と経済 61(4)   2018   1-17

論説 論点をめぐって 帝国主義論の盛衰ー宇野理論の視座からー 歴史と経済61(1) 241  2018/10   20-29

論説 From Classical Market View to Marxian Market View: Reinventing the Theory of Market Value, World Review of Political Economy, 9(3), 2018/10, 387-409

報告 第12回世界政治経済学会に参加して 季刊経済理論 55(1) 2018/04 68-71

単著 資本主義的市場と恐慌の理論 日本経済評論社 2018/04
cf. 書評 宮沢和敏 季刊経済理論 55(4)    2019
cf. 書評 村上弘毅 経済学史研究 63(1)    2021

論説 価値形態論における計算貨幣 季刊経済理論 54(4)   2018/01    55-67

論説 論点をめぐって 資本概念の現在 歴史と経済 60(2)   238 2018/01 35-43

翻訳 Translation, How has Marx's Capital been Re-read in the Process of Capitalistic Development (Michiaki Obata)→「資本論」150年記念シンポジウム報告集第1巻(Proceedings of Joint Project of Seven Related Academic Societies in Japan: K. Marz in the 21st Century, 2017/09/16) に収載。 

論説 価値の内在性と価値形態論の射程ー塩澤由典氏のマルクス価値論批判によせて 「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter 2期21号 2017/08

論説 価値の量的表現論 経済学論集 82(11)  2017/07  41-63

書評 伊藤誠『マルクス経済学の方法と現代世界』 政経研究 108 2017/06 78-85

論壇 変わりゆくマルクス経済学:小幡道昭氏の「批判」三書をめぐって 経済学論集 81(4)   2017/03  21-40  (抄録)
論壇 変わりゆくマルクス経済学:小幡道昭氏の「批判」三書をめぐって 経済学論集 81(4)   2017/03  21-40 (本文)

翻訳 Translation, The Uno Theory and Marx (Michiaki Obata) → Nobuharu Yokokawa, Kiichiro Yagi, Hiroyasu Uemura, Richard Westra ed., The Rejuvenation of Political Economy, Routledge, 2016/04 に収載。本書は日本の社会科学の政治経済学分野における貢献を広く世界に伝えたもの。 

cf. 経済理論学会第6回奨励賞授与(授与理由の説明) 2015/11/21

学位 資本主義的市場と恐慌の理論 学位取得2015/03/24  公開2016/08/09

共著 守健二編著『恐慌論の論点と分析』創風社 2014/11
     第3章 宇野恐慌論の展開

恐慌の両極性:市場における恐慌の基礎 季刊経済理論 51(2) 2014 65-76 (英文要旨)
恐慌の両極性:市場における恐慌の基礎 季刊経済理論 51(2) 2014 65-76 (本文) 

学会報告 経済理論学会第61回大会で「恐慌論における商業資本」を報告 2013/10/16
「恐慌論における商業資本」報告要旨(専修大学)

複数生産条件下での市場の無規律性 季刊経済理論  49(4)  2013/01  54-66 (英文要旨)
複数生産条件下での生産の無規律性 季刊経済理論  49(4)  2013/01  54-66 (本文)

学会報告 経済理論学会第60回大会で「市場における恐慌の基礎」を報告 2012/10/06 

報告 市場における恐慌の基礎 The Political Economy Workshopで2012/07/20

報告 複数生産条件下での市場の無規律性 The Politcal Economy Workshopで 2012/04/26


Writings of Eiji Fukasawa in Research Bureau of National Diet

深澤 映司 ふかさわ えいじ 氏の著述目録 1987年東京大学経済学部卒; 参議院事務局1987/04~1990/12; 富士総研経て「みずほ総研」1991/01~2004/03; 国会図書館調査局2004/04~ 。2020/04~現在 財政金融調査室主任、専門調査員。2016/04~東京大学公共政策大学院非常勤講師を兼任.この間、2017年に「我が国における地方政府の課税自主権と財政的外部効果との関係を巡る考察」で大阪大学より学位取得(2017/02/24)。ここでは2004年4月国会図書館調査局に移籍後の著述を集めた。

ふるさと納税の返礼品競争と「指定制度」の導入-「指定制度」の下で返礼品競争は解消したのかー レファレンス 877 2024/01 3-22

参議院予算委員会で国立国会図書館専門調査員として出席し発言(2023年11月28日)

動画 山本太郎議員質疑中 16:00-18:00   2023/11/28


令和4年度国際政策セミナー報告書 格差、分配、成長 2023/09

 デブラジ・デイ 田中隆一 森口千晶 小塩隆士 深澤映司



「中央銀行のバランスシート問題」と日本銀行の新総裁:植田和男氏による過去の発言と近年の実証研究を中心に レファレンス 871 2023/07 1-18

ふるさと納税の受入れと地方公共サービスの便益―ヘドニック・アプローチに基づく政策効果の評価 レファレンス 859 2022/07 1-27

富裕層減税とトリクルダウン:所得格差の規定要因をめぐる考察と論点整理
レファレンス 856 2022/04 35-49


民主主義国における財政錯覚―有権者による税負担等の過小評価と財政支出拡大との関係 レファレンス 853 2022/01 3-24

ふるさと納税の受入れに伴う自治体財政の効率性への影響―「財政錯覚」を背景とした技術的効率性低下の観点からー レファレンス 848 2021/08 1-30

償却資産に対する固定資産税の何が問題かー課税ベースの地域間移動と租税競争の可能性 レファレンス 843 2021/03 1-26

消費税の本質をどのように考えるか 所得税との比較に依る論点整理 調査と情報No.1118 2020/10/27


固定資産税と課税自主権―自治体間競争と租税輸出の観点から

レファレンス 837 2020/10 67-97

with Takeshi Fukasawa and Hikaru Ogawa, Intergovenmental competition for donations:The case of the Furusato  Nozei program  in Japan, Journal of Asian Economis, Vol.67, 2020

地方法人課税の地域間税率格差―東京都内の自治体の税率はなぜ高いのか
レファレンス 830 2020/03 31-57

with Takeshi Fukasawa and Hikaru Ogawa, Intergovernmental Competition for Donations: The Case of the Furusato Nozei Program in Japan, CIRJE-J-1129, Oct.2019

ふるさと納税を背景とした諸現象の本質
レファレンス 818 2019/03 53-79

国税と地方税の相互依存関係についてどのように考えるか 地方税支払額の「国税からの所得控除」と租税外部効果 レファレンス 806  2018/03 31-53

地方税制の抜本改革をめぐる論点整理―課税自主権拡大と租税外部効果の観点から
レファレンス 794 2017/03 29-47

我が国における地方政府の課税自主権と財政的外部効果との関係を巡る考察 大阪大学博士(2017/02/24授与)

アベノミクスと格差の関係についてどのように考えるか インフレが格差に及ぼす影響を中心に レファレンス 780 2016/01 129-154

金融学会中央銀行部会で「異次元金融緩和の出口戦略」を報告 2015/03/14

格差と経済成長の関係をどのように考えるか レファレンス 769 2015/02 55-73  → 厚生労働白書に引用されたほか被引用数多い論文。

異次元金融緩和の出口戦略―日銀と政府の財政コスト分担の観点から レファレンス 764 2014/09 69-83

地方消費税を巡る税率設定の自由化に伴う経済的影響ークロスボーダー・ショッピングと租税競争の観点から レファレンス 759 2014/04   2, 23-43

地方税の標準税率と地域経済の効率性との関係:確率的フロンティアモデルに基づく実証研究 地域経済研究(広島大学)25 2014/03  47-61

主要国における課税自主権と租税外部効果の関係
会計検査研究 47  2013/03   257-268

地方税の標準税率と地方自治体の課税自主権
レファレンス 735 2012/04  3, 39-53

日本財政学会第68回大会で「主要国における課税自主権と租税外部効果との関係を巡る考察」を報告 2011/10/22
→ 財政と公共政策 34(1)   2012/05 に紹介記事あり

地方における課税自主権の拡大に伴う経済的効果
レファレンス 727 2011/08 3, 55-72

関東大震災発生後における政策的対応―財政・金融面の措置と日本経済への中長期的展望 調査と情報 709 2011/04/28 

日本地方財政学会第18回大会(2010/06/19-20 立命館大学)で 「ひもつき補助金」の「一括交付金」化に関わる論点整理 を報告 

特定補助金をめぐる改革 「一括交付金」への転換に関わる論点整理 調査と情報 661  2009/11/24

我が国の地方法人課税をめぐる租税競争 法人事業税を対象とした現状分析 レファレンス 703  2009/08 3, 55-75

日本地方財政学会第17回大会で「我が国の地方法人課税を巡る租税競争の有無に関する考察」を報告 2009/05/30

日本金融学会2009年春季大会で「地域力再生機構による第三セクター再生支援を巡る考察」を報告 2009/05/16

日本地方財政学会第16回大会(2008/05/31 06/01 大東文化大学)で 地方交付金制度が自治体の地域活性化に及ぼしている影響 を報告 

地方自治体の経済活性化策に対する地方交付金制度の影響
レファレンス 680 2007/09 6,107-125

日本金融学会2007年秋季大会で「地方自治体の制度融資に関する考察」を報告 2007/09/08

地方自治体の中小企業向け制度融資が直面している課題
レファレンス 673 2007/02 4,77-95

電源開発促進対策特別会計を巡る改革のあり方
レファレンス 670 2006/11   5,114-130

公的信用保証制度と地域間リスクシェアリング
レファレンス 667 2006/08   4,71-94


日本金融学会2006年春季大会で「日本銀行による国庫納付と政府からの独立性」を報告
2006/04/29

日本財政学会第62回大会で「日本銀行納付金の財政的機能に関する考察」を報告 2005/10/23    第62回大会要旨集 pp.98-99 (PDF page 108-109) 

第三セクターの経営悪化要因と地域経済
レファレンス 654 2005/07 62-78

公的機関が関与した企業再生支援
レファレンス 645 2004/10   56-79

Major Writings of Nobutaka Tanaka

田中信孝(たなか のぶたか)氏(元岩手県立大学教授 財政学・財政政策)の著述リスト。田中氏は武蔵大学大学院卒 参議院常任委員会調査室・国会図書館調査局・八戸大学などを経て岩手県立大学。現在、公益財団法人地方自治総合研究所の地方財政研究プロジェクトメムバー。注:DOI: digital object identifierが付与されているか、あるいはrepositoryに収載されている:PDFにたどり着けるものを主体にした。なお同姓同名者が複数いる。

公益財団政治経済研究所公開研究会報告「金融緩和政策と「財政ファイナンス」を巡る諸問題ー各種データを手掛かりに考察」2024年5月18日


cf. 衆議院補欠選挙で立憲民主党が3議席を独占。2024/04/28
cf. 日本銀行 金融政策決定会合で金利引き上げを決定 2024/03/19
cf. 新型コロナ資金繰り支援を2024年6月末まで延長 J-Net 2024/03/13
cf. 能登半島地震発生 2024/01/01
cf. 星野卓也 2024年度当初予算案のポイント 高すぎる金利前提 第一生命経済研究所 2023/12/26
cf. 山口貴也 次年度予算案を閣議決定「平時移行」へ半歩 国債費は過去最大 Reuters 2023/12/22 

cf. 23年度予算 127兆円に膨張 13兆円補正 借金で経済対策 山陽新聞 2023/11/10
cf. 会計検査院令和4年(2022年)度決算検査報告 2023年11月7日内閣へ送付

cf. ハマースによるイスラエルへの軍事攻撃発生 2023/10/07
cf. 中田一良 防衛力強化のための財源確保の課題―必ずしも安定的とは言えない財源への依存― 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2023/09/05
cf. 深澤映司 「中央銀行のバランスシート問題」と日本銀行の新総裁:植田和男氏による過去の発言と近年の実証研究を中心に レファレンス 871 2023/07 1-18
cf. 松本英樹 網谷優宏 新型コロナウイルス感染症対策に関連する各種施策の検証 経済のプリズム(参議院) 225号 2023/07  1-20
cf. 23年度予算は114兆円超に 巨額「予備費」乱用に懸念 日刊工業新聞 2023/03/29

cf. 網谷優宏 令和3年度決算の概要―依然として続くコロナ対策の決算への反映 立法と調査(参議院) 453  2023/02 196-210

cf. 会計検査院令和3年(2021年)度決算検査報告 2022年11月7日内閣へ送付

異次元の金融緩和政策と物価上昇『自治総研』通巻第529号2022年11月号 1-24
cf. 第26回参議院通常選挙結果 2022/07/10   改選後の参議院の構成 総数248
 自民119(+8)  公明27(-1)  立民39(-6)  共産11(-2)  維新21(+6) その他31(+0)
cf. 補助金ビジネスになっていた 14兆円超のコロナ予備費の実態 TBS News Dig 2022/06/25
cf. 中田一良 コロナ禍で2020年度に大幅に増加した日本の財政支出ー政府の給付により2020年の家計支出は先進5ケ国の中で米国に次ぐ高い伸びー 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2022/04/18
cf. 福光寛 パンデミック後の日本経済 Note 2022/04/16
cf. 深澤映司 富裕層減税とトリクルダウン:所得格差の規定要因をめぐる考察と論点整理
レファレンス 856 2022/04 35-49

東日本大震災における復興財政の10年と諸問題
『熊本学園大学経済論集』28(1-4) 2022/03 117-135

cf. ロシアによるウクライナ侵攻開始    2022/02/24~
cf. 深澤映司 民主主義国における財政錯覚―有権者による税負担等の過小評価と財政支出拡大との関係 レファレンス 853 2022/01 3-24
cf. 池上岳彦 コロナ対策の財政政策 季刊経済理論 58(4)   2022/01  39-49

cf. 検証 コロナ予算77兆円 NHK  2021/12/29 放送
cf. 2022年度予算案について 経済同友会 2021/12/24
cf. 木内登英 補正予算の成立から来年度予算案へ NRI   2021/12/20
cf. 令和2年(2020年)度決算 国会への提出 令和3年(2021年)12月6日

コロナ禍の財政問題
『地方財政レポート2020』自治総研研究資料第133号 2021/12 27-46

cf. 会計検査院令和2年(2020年)度決算検査報告 2021年11月5日内閣へ送付
cf. 第49回衆議院選挙結果 2021/10/31   総数455
 自民261(-15) 公明32(+3) 立民96(-14) 共産10(-2) 維新41(+3) その他15(+4)  
cf. 東京オリンピック 2021/07/23-08/08  開催 
cf. 梅原栄治 巨額のコロナ対策資金はどのように調達されたかー国債の大量発行と国庫の資金繰りの解明ー 大阪経大論集 72(3)  2021/09 127-154
cf. 令和2年(2020年)度決算概要 令和3年(2021年)7月5日

cf. 2021年度予算案 3年連続で100兆円超え コロナ対策予備費が押上げ 税ニューズ(Tabisland)  2020/12/25
cf. 日比則雄 新型コロナ財政と国家財政:国際通貨基金(IMF)の分析が我が国に示唆するもの 経済のプリズム(参議院)195号 2020/12  1-12

cf. 東京オリンピック(2020/07/24~)開催延期を決定   2020/03/24

cf. 消費税税率 8%から10%へ引き上げ 2019/10/01~

実現しない「経済の好循環」と財政・金融問題
『地方財政レポート2018』自治総研研究資料第127号 2019/05 7-26

復興予算をめぐる諸問題と膨張する原発事故処理
『自治総研』通巻第464号2017年6月号 1-38

剥落する「アベノミクス」効果と金融・国債の問題
『地方財政レポート2016』自治総研研究資料第123号 2017/06 6-36


cf. 加計学園が戦略特区の事業者に選定される 2017/01

cf. 森友学園に国有地払い下げられる 2016/06

cf. 熊本地震 2016年4月16日~4月18日 

日本経済の動向と発現が困難な「経済の好循環」
『自治総研』通巻第441号2015年7月号 32-50
 

検証 日本の財政:財政赤字の構造分析
『成城大学経済研究所年報』第27号 2014/04  7-53



地方財政論シュラバス 推定2014年 青森公立大学 非常勤講師

cf. 消費税税率引き上げ 5%から8%へ 2014/04/01~

「アベノミクス」と財政・金融政策をめぐる諸問題
『自治総研』通巻第416号2013年6月号 25-68


民主党政権と財政政策
『生活経済政策』196号2013年5月号 8-14

cf. 日本銀行 量的質的緩和政策開始 2013/04

消費税の増税を当て込む2012年度予算
『月刊自治研』第629号2012年2月号 29-38

震災復興と財政問題
『自治総研』通巻第399号2012年1月号 44-104

明日への視点 「支え合い」と消費税の増税
生活経済政策 2011年9月

不安定要因を増す日本経済と財政・金融問題(下)
『自治総研』通巻第394号2011年8月号 99-148

不安定要因を増す日本経済と財政・金融問題(中)
『自治総研』通巻第393号2011年7月号 84-115

不安定要因を増す日本経済と財政・金融問題(上)
『自治総研』通巻第392号2011年6月号 1-37

cf. 東日本大震災 2011年3月11日発生

日本のデフレ経済と財政問題
『自治総研』通巻第378号2010年4月号 42-81


変容する地方債制度と「地方公共団体金融機構」を巡る三つの課題 『都市問題』第100巻第6号 2009年6月 80-87
cf. リーマン・ブラザーズの破綻 2008/09/15
政府債務と公的金融の研究:国債・財政投融資・地方債の制度と歴史をめぐる考察
自治総研叢書第26号 敬文堂 2008/04  352p  
地方債資金の「市場化」をめぐる諸課題 『
月刊自治研』582号2008年3月号  37-45

「小さな政府」と国民の負担について
『税制研究』第50号 2006/08 198-206

cf.日本銀行 量的緩和政策解除 2006/03

日本の「小さな政府」を考える
『生活経済政策』第108号2006年1月号 11-15 

財投制度改革と地方債の問題
『八戸大学紀要』第29号 2004/12 11-40

財投制度改革と「市場原理」による規律づけの問題(2・完)
『八戸大学紀要』第28号 2004/03 1-30


財投制度改革と「市場原理」による規律づけの問題(1)
『八戸大学紀要』第27号 2003/11 1-32


cf. NY ツインタワービル崩壊 2001/09/11
cf. 日本銀行 量的緩和政策開始 2001/03

地方債とその多様性
共著 佐藤進、林健久編著『地方財政読本』東洋経済新報社 2003/05の第7章
(本書の旧版は1994/07刊行)
cf. 介護保険開始 2000/04

地方債務の膨張要因に関する一考察『八戸大学紀要』第17号 1998/03 11-30

これからの地方財政 地方債務の膨張とその構造問題 『都市問題研究』第47巻第10号 1997/10  100-112
cf. 消費税税率引き上げ 3%→5% 1997/04

「経済対策」に見る財源調達問題ー「平成不況」対策の財源措置を中心に
『八戸大学紀要』第15号 1996/03  23-48

1995年税制改革と資産課税問題
『八戸大学紀要』第14号 1995/03  19-36

cf. 阪神・淡路大震災発生 1995/01/17

共著 和田八束ほか編著 現代の財政と税制 文眞堂 1994/12

資産価格の変動と財政基盤の問題
『八戸大学紀要』第13号 1994/03 71-100


政策金融、補助金および租税特別措置に関する一考察(4)
『八戸大学紀要』第12号 1993/03 109-132

政策金融、補助金および租税特別措置に関する一考察(3)
『八戸大学紀要』第11号 1992/03 73-88

政策金融、補助金および租税特別措置に関する一考察(2)
『八戸大学紀要』第10号 1991/03 77-108

政策金融、補助金および租税特別措置に関する一考察(1)
『八戸大学紀要』第9号 1990/03 169-194

cf. ベルリンの壁崩壊 1989/11/09夜
cf. 六四天安門事件 1989/06/04
cf. 消費税導入 3% 1989/03

共著 向山巖ほか編著 現代財政・税制 佐藤進教授還暦記念 税務経理協会 1986/01

The Night Agent

The Night Agent 2023~ Netflix
     Based on the novel by Matthew Quirk's The Night Agent
     Peter Sutherland (Gabriel Basso)
     Rose Larkin (Lucianne Buchanan)


The Night Agent Wikipedia

The Night Agent fandom season 1  the call 

   detonate 爆発する concession 脳震盪 ambush  待ち伏せ
 mic'd up  聞こえる overhear 立ち聞きする assassin 暗殺者
 retrieve 取り戻す debrief 報告を受ける 事情聴取 



The Night Agent fandom season 1 redial

      grill 厳しく尋問する stuck 立往生 traumatize トラウマになる
  pool game ビリヤードする disband 解散する at stake 危機に瀕する
  clearance 撤去 除去 gruffly 不機嫌に take crack やってみる
  sigil 紋章


The Night Agent fandom season 1 The Zookeeper

   distress 苦痛 whereabouts 所在 traitor 裏切り者
 9-1-1 operator 緊急通報受け事件に対応する人 corpse 死体
 assignment 割当 dump on 押し付ける culprit 犯人
 ditch 溝 comprise 妥協する 歩み寄る

E4 eyes only
E5 the marionette
E6 Fathoms
E7 Best Served Cold
E8 Redux
E9 The Devil we know
E10 Fathers

 divulge 暴露する heraldry 紋章学 defunct 消滅した assemblyman 議員
 deduce 推測する allude ほのめかす trooper 騎乗警官 refuge 避難
 godfather 後見人 洗礼名の名づけ親 conspiracy 陰謀 謀略
 orchestrate 調整する 画策する nanny cam ベビーシッター監視カメラ

The Blacklist

The Blacklist  crime thriller TV series aired since 2013 on NBC
      Raymond Reddington (James Spader)
      Elizabeth Keen (Megan Boone)

The Blacklist Season 1  Wiki 2013/09~2014/05
The Blacklist Season 1 fandom com wiki
     behest 要請 the request or order of    adversary 敵対者 stash 隠し場所 
     covert 内密の 秘密の divulged 暴露した 明かした さらけ出した
     homicide 殺人 ambush 待ち伏せ detonate 爆発させる immunity 免責
   decrypt 解読する(元に戻す) derailment 脱線 assasin 暗殺者
   freelancer 契約で働く人 apprehend 捕まえる ballistic 弾道   


The Blacklist Season 2 Wiki 2014/09~2015/05
The Blacklist Season 2 fandom com wiki
     antagonist 敵対する人 ruthless    無慈悲な   anulled 無効化された
 dissociative identity disorder 解離性同一性障害 captivity 捕虜
 evacuate 非難する ambush 待ち伏せ locket ロケットペンダント
 taunt 嘲笑する tactical 戦術的な blackmail 脅迫 extort 強要する
 trail 跡 痕跡 courier 宅配便 maneuver 操縦 double-cross 欺く だます
 betrayal 裏切り validate 検証する machination 陰謀 slap 平手打ち    

 


The Blacklist Season 3 Wiki 2015/10~2016/05 
The Blacklist Season 3 fandom com wiki
     fugitive 逃亡者 mastermind 黒幕 conflict 対立する smuggle 密輸
   immerse onself 没頭する aplastic anaemia AA 再生不良性貧血
 interrogation 尋問 interrogate 取り調べる infant 幼児
 inhale 吸い込む impend 差し迫る convoy 護送する diner 定食屋
 improvise 即興で~する hostage 人質 decode 解読する
 jailbreak 脱獄 torture 拷問 leverage ~を活用する thwart 邪魔する

 


 The Blacklist Season 4 Wiki 2016/09~2017/05
   The Blacklist Season 4 fandom com wiki
         dismantle 解体(分解)する resurrection 復活 fracture 骨折(決裂)
   betray 裏切る


The Blacklist Season 5 Wiki 2017/09~2018/05
The Blacklist Season 5 fandom com wiki 
 dicimation 大量殺戮 entangle 絡まる quest 探求 bizarre 奇妙な 


Accusation of Genocide against Israel at ICJ

ICJ genocide hearing against Israel, BBC Africa 2024/01/12


Irish lawyer's speech at Hague, Politics JOE 2024/01/12


Israel says South Africa distorting the truth in UN court genocide case, BBC News 2024/01/12


South Africa presents five-point Argument Against Israel, Dawn News English 2024/01/13



 Israel rejects accusations of genocide at UN's Highest Court, Insider News 2024/01/13


Economic Notes 経済学草稿

経済と経済学についての認識
 
振り返って、自分は経済と経済学についてどのような認識に到達したのだろうか。幾つかのポイントに分けて述べて記録しておくことにしたい。

支払い手段としての貨幣
 貨幣を支払いにおいて用いるのは、債務が発生していて、その債務が貨幣の支払いによって清算されるからである。
 商業取引の原初的形態は、商品を受け取り、それに代価を支払うことだが、やがて掛け取引、信用取引が始まる。信用取引においては、商品はすでに受け取られており、商品の授受に遅れて支払いが行われる。
 掛け取引を、売った側からみると売掛(うりかけ)債権、買った側から買掛(かいかけ)債務が発生しており、支払いはこの債権債務状態の清算である。 

貸付の発生と利子の合理性ー擬制資本
 では期日に支払われないときはどうするか。自動的に貸付が行われないときは、債務不履行となる。企業であれば債務不履行を避けるために、金策に奔走することになる。金策は、借入もあるし、預金の取り崩し、保有資産の売却、ほかの支払いを延期する、など様々な方法がある。ここでは仮に借入が可能だったとしておこう。
 この借入の貸付は、債権者が行っても良いし、第三者の貸付業者が行ってもよい。そこで発生するのが利子である。この利子の請求にはどのような合理性があるのだろうか。
 貨幣が時間を経過とともにより多くの貨幣を生み出すということが人々の意識に一般化した段階で、貨幣の貸借時の利子には合理性が生じたのではないか。私は、農業において種を蒔いて収穫するというプロセスがこの観念を生み出したのではないかと考えている。だからこそ、利子の発生は農耕とともに古い。身分制社会が終わり、資本制生産社会が始まる前から利子は存在していた。
   今日、利子の大きさは借入する者の信用リスクにより大きさに差がでる。たとえば、貨幣発行権や税金徴収権をもつ国はもっとも信用リスクが低いと考えられている。国の債務利子(国債利子)は、もっとも当該国で低利と考えられる。
   利子の大きさがこのように導けることから、利子の金額から、その利子の金額を生み出す元の資本の大きさを導くことができる(①)。このような計算を資本還元と呼ぶ。ここで導かれた大きさはただ計算で導かれたモノであり、架空のものである。架空資本(擬制資本fictious capital)と呼ぶことにしよう。

  利子の金額/利子率 = 元の資本の大きさ       ①
      利子の金額     = 元の資本の大きさ×利子率     ② 
  
   企業経営者が借入れを行う場合、それぞれの企業の信用リスクの大きさは、各企業の信用リスクの大きさを反映することになる。

信用リスクを低める手立て
 貸し手にすれば、信用リスクを承知で貸し出すには、貸出金を担保するさまざま「保証」が必要になる。これには物的担保と人的担保とがある。物的担保とは貸付金額と同等以上のモノを貸付側に差し入れること。人的担保とは、借り手が返済しない場合、借り手に代わっての返済を第三者が請け負うことである。
 企業経営者が借入れを行う場合、それぞれの企業の信用リスクの大きさは、各企業の信用リスクの大きさを反映することになる。信用リスクの中身を考える。返済の意思の真実性に差異がないとすれば、各企業の財務状態、事業リスクが影響する。その企業のCFを見て、流出と流入の差が返済を賄うのに十分であれば、貸付企業としては安心できる。
 個別企業の借入利子=国債利子+各企業の信用リスクプレミアム
 もともとの利子の大きさの特徴は、借入時点で大きさが決定されているという点である。現代では変動金利があるが、そのことも含め、借入時点で利子の大きさが約定されているとと表現しておく。

中央銀行
 現代において、政府の銀行でもある中央銀行の銀行券が貨幣となっている。中央銀行券はかつては金貨と兌換される、兌換銀行券であった。現在は、金貨と交換されないという意味で不換銀行券である。兌換されていたときには、中央銀行の価値は金貨という実物資産の価値に裏付けられていた。不換になっても支払いに受け取られるのは、政府がそれを法律によって法定通貨に定めている(強制通用力の付与)からである。中央銀行券の信用力は、金貨ではなくそれぞれの政府によって裏付けられ、強制されている。
 国際間の取引では一国の法律による強制力は効力を持たない。今日国際通貨として通用力の最も高いのは米国のドルであるが、このドルに対する交換比率が日々存在することで、国際的な決済が成立している。
 外国通貨との交換比率は為替相場とも言われるものである。他方、ある国の通貨を取得すると、その国でものが買えるし、あるいはその国で資金運用ができる。そこで理論的には、各国で購買力や金利収入に差がある場合、それらを均等化するように為替相場が変動する。短期的には金利収入格差を均等化する方向に、また長期的には購買力格差を均等化する方向に為替相場が変動することが知られている。


資本制生産
 先ほど資本制生産という言葉を使ったが、資本制生産が古代からあるように考える人もいる。しかし身分制社会が、「産業革命」以降、資本制生産が広がってからと壊されてきたことは確認できる。たとえば江戸時代において、農民(百姓)とされた人は百姓で、商人は商人、武士は武士だった。こういった身分制社会が、日本でも明治時代以降、壊されていったことは事実ではないだろうか。つまり身分制の解体というのは、資本制生産の明確な標識ではないだろうか。その意味で日本は、明治時代以降、資本制生産社会になったといえるのではないか。
 資本制生産社会では、資本を所有する資本家と、賃労働をするしかない労働者とが現われる。資本家は資本と労働者の労働力とを用いて、生産活動を行う。資本制生産社会は、資本家と賃労働者という新たな階級を作り出したともいえる。
 ただそれまでの身分制社会と異なるのは、形式的には階級間の異動は可能である。私の考えでは、この階級内そして階級間の移動が可能である場合、資本制社会は競争による平等性が確保された社会と表現できる。そこで、階級内での位置や、階級間の移動が、確保されているので、地位の上昇は個人の努力の結果とみなされる。成功失敗は個人の努力の結果というイデオロギーが社会に蔓延している。しかし各人が、生まれた最初の位置(所属する家族やコミュニティ)は、各人の努力の結果の結果と言えないし、各人が受け継ぐ先天的な能力にはそもそも差があるという問題は残る。

資本家間の競争
 ここで見落とされてならないのは、実際の資本家は、競争しており、生産活動によって利益を上げるのは、容易ではないことである。
    とくに企業が生産するものの消費するものが、一般大衆が消費者の王様になるほど(大衆消費社会)、モノが豊穣になると(商品生産の一般化)、生産すれば、確実に売れて利益が出るわけではなく、消費者の好みを考慮した生産をする必要があるし、販売宣伝などで消費者を刺激する必要もでてくる。
 このように消費者のニーズに合わせてきめ細かく生産するには、市場経済あるいは競争社会を維持する必要がある。これが、ソビエトロシアそして中国で実施された計画生産から得られた教訓である。計画生産社会では、モノ不足が起きても誰もそのことに責任を取らず、行列したり賄賂を渡して入手することが生じた。品質やサービスの改善に無関心であることが広がった。そうした社会よりは、企業経営者が消費者のニーズに関心を持ち、品質やサービスの改善が図られる社会を私たちは望んでいる。
 しかし市場経済を維持するということは、企業が競争すること、競争に敗れた企業が退出すること、新たに企業を立ち上げ、市場に参入すること、これらが認められることを含んでいる。それはさらに各個人にとっては、失業したり、目指すポストが得られないという問題(人生における競争)があることを意味している。市場を通した競争に比べて、組織における競争には、人が評価するため縁故による優遇が生じやすいなどの不合理な面がある。客観的な評価が成立するように工夫が不可欠である。

競争することの問題
 市場での企業間の競争は結果として消費者のニーズに合わせた生産をつながるわけだが、それでは入学、教育評価、就職、仕事の評価、と続く人の人生での競争は何を意味しているのだろうか。競争に落後した人は、価値が低い人なのか。実は、市場競争の背後にある人の競争の問題に関してときどき思うのは、競争で敗れた人達は、皆いい人たちだったということだ。それにも拘わらず、そのよい人を傷つけることがこの社会では生ずる。また心の中にいつまでも残るのは、困難なときに助けてくれた人。また逆に、路を塞いだ人の心のなさもいつまでも記憶に残る。しかしこうした思いが残るのは、この世が競争社会だからと思う。つまり競争社会には明るい面と暗い面の両面がある。市場競争を認めるということは競争社会を認めることだが、その暗い面をどのように解消するかの対策が必要だということでもある。

資本制生産と計画性生産
 資本主義生産は計画性生産と無縁ではない。企業は、自ら販売計画、生産計画を立てている。ただ販売は一般的には見込みである。その販売動向をみながら(販売見込みとの乖離は在庫に現れる)、生産計画の修正が行われる。商品の性格によっては、在庫は廃棄とか、値下げ販売につながる。企業は、この在庫の最小化(最適化)を常に追求している。
 硬直的な計画生産にあっては、この修正が行われず放置される。これに対して資本制市場経済のもとでは、価格と利益の変動がシグナルとなって、生産の過不足の修正が行われることを期待できる。この期待を実現するためには、市場が競争的であること、企業経営者が、価格・生産・投資などを独立して判断できること、結果としての利益が企業に帰属すること、などの条件が必要である。
 資本制生産の特徴として、封建時代の身分制社会からの脱却をすでに上げたが、もう一つの特徴は、市場の価格と企業の利益というものをシグナルとして、生産の調整が行われる社会という点を挙げることができる。

価格変動による利益の容認
 このような市場経済では、需給変動により価格が変動して利益が生まれたり損失が生まれたりする。市場経済を認めるということは、このような価格変動による利益を容認することを当然に含んでいる。一部にはこのような利益を毛嫌いする人がいるが、市場経済を容認するということは、このような市場価格変動による想定外の利益変動を認めるということである。発達した市場はたとえば、保険や先物の形でリスクヘッジの手段を提供している。価格変動はリスクではあるが、そのリスクをある程度ヘッジすることは可能である。

利益の不確定性
 では利益(利潤)とは何か。企業経営者が、企業経営のリスクを負担することによって生み出す利益のことである。利益の大きさは事業活動の結果として、生み出されるものであるので、事前には確定できない。貸付業者からの借入は、しかしこの利潤より低いのでなければ、そもそも実現しないであろう。つまり、貸付が存在する条件は、一般的には以下のような条件が成立していることだと考えられる。
          予想利益率>利子率
 しかしもしこのような条件が存在するのであれば、債務返済のための借入から進んで、さらには事業規模を拡大するために債務を拡大することへの大きな誘惑が、企業経営者には働くように見える。単純にそうならないのは、そもそも予想利益はあくまで予想で不確定であること、また事業規模拡大自体にもリスクが存在するからだ(規模拡大自体が容易ではないからだ)と考えられる。

流動性への対価
 利子率の大きさには、貨幣の流動性を手放すことに対する報酬だという考え方(流動性選好説)もある。確かに人(企業でもいい)が手元資金をすべて、投資に振り向けないのは、現金の流動性が評価されているからだ。現金の流動性は、不確定性が高まるような状況のとき、評価があがり、将来の見通しが明確な時には、評価が下がる。

リスク資産への評価
 さまざまな投資資産があるとき、投資資産のリスクの違いから、投資資産がどのように選好されるかは変化してゆく。ここで、株式と国債という二つの投資資産から上がる収益をそれぞれ、rとiだとすると、一般的にはr>i。その間差が広がると、株式への資金流入が増え、間差が縮小すると、国債への資金流入が増える。事業環境が良くて、企業収益の拡大が見通せるとき、rはiに比べて順調に拡大する。こうした時に、株式への投資が増えることを、リスク資産である株式への投資が増えた、と表現する。
 国債が無リスクだというのは、言い過ぎであるが、発行者である国家は、企業と違い倒産リスクがないとして、国債は無リスク資産として定義され、その利子率は、リスクフリーレートrisk free rateと呼ばれることがある。


経済成長率と自然利子率の低下
 先ほど利子率が資本制以前から存在した理由として、農業において種をまいて、撒いた種より多くを収穫できることが、関係しているのではと述べた。それでは、発達した資本制経済で同じ問題(利子率の目安となる数値)はどこにあるのだろうか。私はそれは、経済成長率ではないか、と考える。この経済成長率の大きさが、利子率の目安になるのではないだろうか。
 経済成長率は、労働の投入量、資本の投入量、そして、生産性。この3つの要素の変化によって決まるとされている。そして先進国では、出生率の低下、人口の高齢化が顕著で、日本を含む一部の国は、総人口の減少に直面している。日本についていえば、先ほど3要素でいえば生産性の改善が進まず、国内資本投資が増えないなか、若年人口が減少し労働投入量が減少に転じている。その結果、経済成長率も低下。結果として、経済成長率を参照して推移してきた利子率も下がることになった。
   自然利子率とは、金融緩和でも金融引締めでもない景気に中立的な利子率のこと。経済成長率が下落すると、自然利子率も押し下げられる。

自然成長率の低下
 ハロッドの考え方で自然成長率Gnとは、完全雇用を達成した状態での成長率のこと。日本では人口の減少もあって、失業率は低下している。労働力人口を減少しており、自然成長率Gnも押し下げられている。
 設備投資(資本設備の増加)、技術進歩率(生産性)の伸びで労働力人口減少をカバーできず、Gnが低いか、ゼロ化した状態が、日本などの状態ではないだろうか。自然成長率の低下は、当然のように自然利子率を押し下げる。
 利子率の低下は、量的緩和政策の結果と理解されているが、そもそも自然成長率の低下により自然利子率が低下している問題も考慮されるべきだろう。

生産年齢人口の縮小
 少子高齢化による生産年齢人口の低下について、端的には現役時代に比べて稼得所得が急減する。高額の給与所得から年金と資産からの収入に依存する状態に移る。このとき、公的統計では、年金しかカウントされないので、実際以上に所得は急減する。このことは成長率のダウンにつながるのではないか。
 他方。高齢世帯の消費が、維持される背景には、このような年金以外の副収入の存在がある。一部の世帯は勤労を続けている。また低資産世帯では資産の切り崩しがあり、高資産世帯では配当・賃貸収入などさまざまな副収入がある。こうした年金以外の副収入は、統計上十分にカウントされていない。

自己資本の意義
 企業経営者の経営リスクを担保するのは、最終的には自己資本の大きさだと考えられる。債務である他人資本は返済せねばならず、債務への支払いは確定している。これに対して自己資本は返済を要さず、支払いは変動してよい。つまり自己資本は経営リスクを負担するリスク資本だといえる。
 では自己資本はどのように集められるのか。起業の最初の段階をみると、まずは関係者(縁故者)による出資である。つぎには、利益の留保(内部留保)である。
 自己資本の強化が必要になる理由は、経営者から見て、経営に対する干渉が少なく、利益配分をコントロールできることが大きい。例えば借入れは、経営に対する干渉を招くことがある。そのことにより、企業のガバナンス(統治)が改善されるという見方がある反面、経営上の自由度が損なわれることがある。そうした意味で関係者による出資や内部留保が、経営者に好まれる。

事業主体としての株式会社
 
株式会社の登場の意義はさまざまに考えられる。もっとも大きな問題は、出資者(株主)と経営者が分離するということではないか。つまり経営者は必ずしも支配的株主である必要はない。それでも経営者であるのは、全出資者(株主)に対して、誠実に経営を行う義務を負っている。
 なお株主は、出資の範囲で損失を受ける可能性がある、という意味で責任が限定されている(=有限責任)。株式売買という形で、その責任から抜けることもできる。株式が取引所の上場されると、株式には株価という市場評価がつく。
 株主は必ずしも企業経営に関心をもたず、単に保有資産としての株価評価だけに関心を払っても、構わない。つまり株主は、企業経営に不誠実であっても構わない。この状況(所有と経営の分離)において、企業経営に誰が誠実に取り組むのか(責任があるのか)という問題が生じている。ガバナンスが不徹底であれば、企業経営者が自己利益を追求するなど暴走する可能性があり、経営の在り方(ガバナンス)に社会全体が関わる必要も生じている。

取引所規制、国家による法規制、メデアによる監視
 
取引所による上場企業に対する様々な開示規制。国家による企業規模や業種に応じた各種の規制。さらにはSNSを含めたメデアによる監視。これらが組み合わさることで、企業経営の在り方を社会的に好ましい方向に誘導することが、必要である。
 他方で社会的に好ましい方向、これが正しく導かれるには、議論を支える調査・研究が十分なされる必要があり、言論や出版の自由が確保される必要があり、民主主義的な議会が存在し機能している必要がある。
 さて現在の日本は、これらのことをどこまで達成していると言えるだろうか。  

上場の意義:経営者は干渉を減らそうと行動する
 事業活動の拡大とともに、自己資本が不足するフェーズ(段階)が考えられる。関係者による出資や内部留保では、必要な大きさを賄えない場合。そのときに、関係者以外の外部からの資金受け入れが必要になる。しかし借入れは返済しなくてはならず、利子負担もある。望ましいのは資本金の増加である。では出資を受けるのはどうか。縁故先や取引先からの出資が考えられる。しかし多くの企業が目標として考えるのが、取引所に上場して(株式を公開して)、広く公募増資を行うことである。公募増資は、多数の株主を管理するコストが発生するが、小口株主の経営への干渉程度は、低いともいえるので好まれる。取引先などからの大口出資は、取引先との関係強化のために出資を受け入れる場合もある(第三者割当)が、経営干渉を招き企業経営者の選択肢を狭めるリスクもある。
 企業経営者は、基本的に自己への干渉を減らそうと行動する。しかし、時に個人的利益を追求すること(自身の報酬・待遇に引き上げ 自身の権威を高める人事・投資の実行)がある。そこで経営者を株主の代理者として、株主利益を追求するように圧力をかけることが正しいとの考え方がある。他方、経営者の側の言い分は、株主はしばしば短期利益(性急な利益配分や株価上昇)を追求し長期的な観点の投資に否定的である、長期的成長の観点から投資するなど、企業の将来を見て経営できるのは、自分たちだと考える。これに対して、株主のなかの大きな機関投資家は長期保有に転じており、必ずしも短期利益主義ではない、との指摘もある。誰が企業経営の担い手としてふさわしいか、正反対の議論が存在する。私は企業経営者の外部からの干渉を嫌うという視点から、全体を考えるべきだと主張する。
 なお上場(株式の公開)には、企業の認知度を上げたり、株式公開企業として企業の体裁(ガバナンスの仕組み)を整えるメリットがある。しかし、外部ファンドなどが株を買い占め、経営に干渉してきたり、あるいは、敵対的企業買収の標的になるリスクがないとはいえない。また、企業経営の自由度は、非公開企業に比べて低下する。株式未公開企業が上場する場合、こうしたリスク対策を十分事前に取ることが望ましい。

個別株価の不確定性と市場分析
 株式を公開することで、株式市場で株価が形成される。この株価について、「理論株価」を探す試みがさまざまに存在する。また比較基準になるものも、存在する。例えば、一株当たり配当、一株当たり利益、一株当たり純資産のように。これらと株価との関係をみた、配当利回り、株価収益率、株価純資産倍率は、確かに有用な数値で、多くの投資家が投資の参考にしていることは疑いはない。しかし株価というものは、ある「理論株価」に収斂するといったものではない。
 それゆえ「理論株価」を見つけようとする様々は探求を頭から否定する必要はないが、「理論株価」自体が常に変動しているともいえる。
 株式市場の投資利回りは、銘柄ごとにリスクプレミアムが異なり、かつそのプレミアムが絶えず変動しているのではないか。つまり資本還元できるとしても、求められる値は常に変動している。

   株式の個別投資利回り=利子率+個別の変動リスクプレミアム

 他方で、誰が市場に資金を投入しているか(株式を保有しているか)、誰が市場から資金を引き揚げているか(株式を売却したか)という情報は、確実な数値として捉えることができるので、私はこのような所有変動分析を主体に考えるべきだと考える。
 保有主体の変遷を市場全体の動向の変化(上げ相場、高騰、下げ相場、暴落)とを結びつけることには、十分な合理性がある。つまり、投資家として全体として、リスク投資を増やし、そのため市場が全体として上げ相場になったという分析は意味があるが、その相場の中での個別銘柄の時々の動きは、とらえどころのないものと私は考えている。
 個別銘柄の時々の動きは、(個人投資家の場合は)市場心理のようなものにも、(機関投資家については)プログラム化された動きにも左右される。

資産価格変動利益の容認
 資本制経済で市場を作るのはいわゆる商品だけではない。さまざまな資産も市場を形成する。株式はそのなかでも、企業業績を反映する点で、象徴的な存在である。ここで一言挟む必要があるのは、資本制市場経済を支持するということは、このような資産市場で生み出される利益をも容認するということを意味する点である。
 その意味で資産価格の変動による利益を敵視する考え方は、少し極端だと私は考える。

福祉国家とそしてケインズ政策
 
経済システムの在り方をすべて市場に任せる考え方が、市場経済だともいえるが、大きな例外が形成されている。
 資本家に対して労働者が組合を作って対抗することが認められている(憲法28条 勤労者の権利 労働三権:団結権、団体交渉権、争議権)。また失業に対して失業保険制度がある。退職後について年金制度がある。そして社会保障制度がある。社会保障制度には、社会保険(健康保険)、社会福祉、公的扶助、保険医療・公衆衛生の4つの柱がある。
 これらの制度の整備は何を意味するのだろうか。また、今日の国家は、市場経済の進行を市場に任せるだけでなく、景気悪化には景気の振興策をとり、景気過熱には過熱を抑制するように対応している。しかしこれは、経済システムをすべて市場に任せるという建前からは大きく変化している。
 まず労働者の権利とか、社会保障制度の問題に関しては、福祉国家という観点が重要である。労働者ーそれは国民の多くと言っても良いが、その福祉向上を国家が目指すように、国家の在り方が変化したということである。背景に私があると思うのは、国の政治の在り方の変化である。議会制度が始まり、選挙権が次第に成人国民全体に広げられた。国の政治は、国民の権利や福祉の向上を目指すものに、変化せざるを得なくなったのではないか。つまり、国家というものを個人と敵対するものではなくなっている(福祉国家論)。国家が福祉政策の担い手だとすれば、国家を個人と敵対するものとみる見方は一方的だといえる。
 その流れの中で、大不況のように大量の失業者が出るような場合は、国家が積極的に公共事業を行うべきだとの考え方―ケインズ政策と呼んで置くーが支持されるようにもなった。ここでケインズの名前を出したのは、景気悪化に対して、公共事業への支出を積極的に行うなど、景気調整的な政策-景気悪化すると税収は落ちるので、財政の収支均衡を重視すると歳出削減となる。しかし、それは政府が景気を悪くする方向に舵撮ることになる。そこでむしろ不況期はに歳出を拡大する、そのために不足する財源対策として国債を発行するなど、債務を敢えて拡大することを容認する。ーこうした政策をまさに推奨したのが、ケインズだった。つまり失業について、あくまで本人が失業を選択したという考え方に対して、ケインズは、市場に国家が介入して、公共事業を行ったりして積極的に総需要を押し上げることを提唱した。
 このような考え方(不況時の失業対策事業+社会福祉政策)が支持されるように変化したことは、資本主義の在り方からすれば大きな変化だった。現在、中央銀行が利子率を引き下げて景気振興を図ったり、逆に利子率を引き上げて景気過熱を抑制したり、といった金融政策をとるという考え方はその延長にある。この考え方は、経済が不況に陥ったり過熱したりといったことに対して、中央銀行が細かく調節することを認めているので、ケインズ政策以上に、国家(中央銀行)が、市場に介入することを認めていることになる。
 その結果であるが、資本主義の在り方は、国家の経済の介入の在り方という点で大きく変化したといえるのではないか。

資本制市場経済の問題の所在
 資本制市場経済については、株式会社経営を社会全体で監視するという一つの方向性がでている。しかしそうした方向では不十分で、資本制経済そのものを見直すべきだという意見がある。
 二つの問題が知られている。一つは競争原理を肯定するなかで、人々の間の格差が実は拡大、固定化しているのではないか、ということである。もう一つは、絶えざる成長拡大を追求する結果、地球環境の限界を超えても、なお自らそれに歯止めをかけられないのではないか、ということである。
 これらの問題に対して、修正の努力も行われている。たとえば、教育費を無償化する話は、家庭環境に左右されずに、教育機会を均等化しようということで、格差拡大を和らげようとする政策(再分配政策)である。環境問題を意識して、社会の目標値を、経済成長以外のところにおくべきだという主張は、後者の環境問題を意識したものである。

成長の限界あるいは定常状態
 
経済成長以外に社会の目標を置くべきだという議論がある。たとえば十分な労働時間の短縮、良好な自然環境の維持、子育て環境の改善、介護施設の充実、など色々考えられる。これは、一方で経済背長は先進国ではすでに十分ではないか、という問題意識が背景になっている。経済成長以外に目標を置くという発想そのものに、すでに成長は十分ではないかという問題意識が、垣間見える。
 これは脱成長あるいは、定常状態stationary stateという問題につながる。

反面教師としての中国社会主義
 資本制市場経済について、より根本的改革は可能だろうか。現在、存在する反対軸に中国社会主義がある。しかし、私自身は中国社会主義には幻滅している。議会制民主主義国家でない中国に幻滅する(ディストピア=反理想郷としての中国)。同じような幻滅は、ロシア社会主義についても感じる。
 中国に寛容な研究者の間には中国の現状に理解を示す者もあるが、私自身はこれらの寛容な意見には同調できない。その意味で米国が中国とのデカプリング(米中デカプリング)を進めることに、むしろ共感する。
 問題は、中国が議会制民主主義を否定し、共産党による独裁を維持していることである。このような中国の政治経済の在り方は「市場レーニン主義」と表現されている。共産党以外の政党が支配政党になることを許さない、このような政治体制を私は、支持することはできない。共産党の支配を覆すような、思想・信条の自由や、政治活動の自由は、事実上、中国では認められていない。こうした反対政党の存在を認めない中国は私の基準からすれば、民主主義国家ではない。
 私は経済の問題を語る前に、こうした議会制民主主義の維持を大原則として主張する。この原則を守る前提で経済問題の対策を考えると、格差の拡大を防ぎ環境問題の改善に向けて、社会的合意が取れることを積み重ねてゆくというのが、私の結論になる。結果として、格差の拡大や、環境問題の悪化を防ぐのに、この努力は遅れたり不十分であったりするかもしれない。しかしそうであっても、私は議会制民主主義を守ることを優先して一歩ずつ進むべきだと考える。

The Queen's Gambit

 The Queen's Gambit released on Oct.2020 on Netflix
 coming of age period drama
 based on 1983 novel by Walter Tevis. Beth Harmon(Anya Talor-Joy)
 William Shaibel(Bill Camp)


 The Queen's Gambit fandom com
 The Queen's Gambit fandom com Openings
 Video S1E1 Openings  from dailymotion com

   orphanage 孤児院 compliment 誉め言葉 innate 先天的な
   profanties  卑語 tranquilizer      dismiss 却下する
   assuage 和らげる cocksucker     elation 上機嫌
  spew  吐く   chagrined 口惜しがる albeit とはいえ
   janitor 用務員  enrage 激怒させる  chess notation チェスの表記法

The Queen's Gambit fandom com Exchanges
Video S1E2 Exchanges
     despondent 意気消沈した rook 新人 新米 garish 派手な
   bonomial 二項の stumble つまずく insult   侮辱
   rescind 取り消す filch くすねる hallucinate 幻覚をおこす
   irked うんざりして blithely ブライズリ 軽率に
   override 無視する aggravate 悪化させる belligerently 好戦的に

The Queen's Gambit fandom com Doubled Pawns
Video S1E3 Doubled Pawns
   whirwind 旋風 intimidatory 脅迫的に inordinately 過度に
  tutelage 後見 dumbfound 唖然として psychosis 精神病
  usher 案内人 ailing 病気の cosummated 病気の
  perturbe 不安にする titanic 巨大な lash まつげ 

The Queen's Gambit fandom com Middle Game
Video S1E4 Middle Game
 cozy up 取り入る intimidate 脅迫する intimadatory
 heels in lust かたくなに sleazy 卑劣な bloodity 陰惨な
 admonish 戒める admonotion 訓戒 bleak 暗く
 handily うまく 容易に plodigity 天才 hang up on 電話を切る
 stupefied 呆然として over the counter 処方箋なしに店頭で
 relent 容赦ない tenacity 粘り強さ unnerve 不安になる
 hepatitis 肝炎 desolute 荒涼とした condolence お悔み

The Queen's Gambit fandom com Fork
Dailymotion S1E5 Fork
 coax 同軸 丸め込む brood ひよこ straight over まっすぐ
 banter 冗談 冷やかす a slew of~ たくさんの intuition  直観
 on instinct 本能のままに clear out 離れる gain an edge on~ ~に対し優位に立つ
 regret 後悔 berate oneself 自分を責める gawk ぽかんと眺める
 in one's own skin ありのままの姿で now or never     obesession 脅迫観念
 get up the nerve to~ 勇気を振り絞って~する vanity 虚栄心
 confine oneself とどまる auditorium 講堂 公会堂
 drain one's pocket ポケットを空にして

The Queen's Gambit fandom com adjournment
Dailymotion S1E6 adjournment
 adjournment 延期 hungover 二日酔い disavow 否認する
 burn through 燃え尽きる 使い切る life(style) of excess 不摂生な生活
 landscaping 造園 stupor 昏迷 binge 暴飲暴食 depict 描く
 in a rage 激怒して drunker 酔っ払い totter よろめく
 rap おしゃべり 打ち解けて話す pass out cold 酔いつぶれる

S1E7 End Game

Designated Survivor

Designated Survivor 2016-2019 ABCで2016年~2018年に2seasonsが放送されたpolitical drama。ABCがその後について解約したため、Netflixが3seasonを購入。2019年に公開されている。Tom Kirkman(Kiefer Sutherland), Alex Kirkman (Notascha, McElhone), Hannah Wells (Maggie Q).


Designated Survivor fandom com 1-1 Pilot

   juggle やりくりする decimate  大部分を殺す agahast 愕然として
  the state of the union (SOTU) address  一般教書演説
  caravan 隊列を組んで bunker 陣地壕 dismiss   却下する
  deem  見なす dysfunctional 機能不全 perpetrator 加害者


Designated Survivor fandom com 1-2 The First Day

  Oval Office 大統領執務室 oval 卵型の  confer 与える
  intimidate 脅迫する distract 気を紛らす incarcerated 投獄された
  curfew 門限 imbue しみ込ませる 行き渡る bluff はったり
  munition 武器弾薬 installment とりつけ incognito 共通の
  condolence お悔み culprit 犯人 acclimatise  気候に慣れる
  renegrade  裏切り者 ingenuiy 創意工夫 revelation 啓示
  insubordinate 反抗的な traumatisation 精神的打撃受けた状態
  cliff-hanger 次回を期待させる終わり方


Designated Survivor fandom com 1-3 The Cofession

  puporated ~とされる niggle あら捜しをする robust 屈強 たくましい
 authenticity 信頼性 自分らしさ manhunt 捜索 reconcilation 和解
 recap 総括 要約 perpetration 加害 align  一列 一斉に
 necdote 逸話 stash 隠し場所 stash of drugs  subdue 抑えられた 地味な
 wad of cash 札束 たくさんのお金 consoling 元気づける なぐさめる
 intrusion 介入 侵入 motorcade 車列 flout 軽蔑する 馬鹿にする
 eulogy 追悼 invalidate 取り消す 無効にする podium 演壇
 clandestine 秘密に行われている confiscate 没収する 差し押さえする
 detour 遠回り hack CPに侵入する estrange 疎遠になる
 compromise 妥協する snub 鼻であしらう downplay 軽視する 見くびる
 savage 激しく非難する 野蛮人

 


Designated Survivor fandom com 1-4 The Enemy
 curfew 外出禁止令 門限 viable 実行可能な illegitimate 不法な
 interrogation 尋問 disembarkment 下船 上陸 discrepancy 食い違い
 retreat 退却 off-limit 立ち入り禁止 standoff 行き詰まり
 engagement 任命 switchboard 配電盤 交換台 immune 免疫
 treason 反逆 press corp 報道機関 deployment  導入
 recap 要約 tip-off 密告 EOC emergnecy operation center
 expertise 専門家 Commander-in-Chief CIF最高司令官
 backfire しっぺ返し 思わぬ面倒 insubordination 反抗
 relieve 和らげる 
  


 compound 化合物 deploy 展開(配備)する hideaway 隠れ家
 superimpose 重ね合わせる classified 機密扱いの fret 心配する
 choppers 肉切包丁 ヘリコプター defrect そらす defunct 使われていない
 caket 棺 Navy SEALs 海軍特殊部隊 sea,air, land, seal 


Designated Survivor fandom com 1-6 The Interrogation
 interrogation 尋問 jeopardy 危険(性) 
 GID gender identity disorder 性同一性障害

The Good Doctor

The Good Doctor medical drama broadcasting in ABC since 2017
         distraction  気晴らし two weeks notice   辞職願
   deceased   亡くなった do it one's own   一人でこなす
   impromptu   即興   diagnosis 診断
   wade through  通り抜ける life-changing
         congenital heart annomalies 先天性心臓異常


The Good Doctor 1-1 Doctor Mike 

  

      echodiagram  心エコー図
  Good Sammritan law 無償の善意の行動については結果責任を問われない
  pericardial effusion  心のう液貯留  pericardium  心膜
  effusion    無制限の流出outburst
  cardiac tamponade  心タンポナーデ 心のう液が貯留する状態
      tension pneunothorax    緊張性気胸 frail chest 胸壁動揺
  pneunothorax  気胸 肺から漏れた空気が肺や血管を圧迫する状態
  laceration  裂傷     pleural 胸膜 胸水
  chest cavity   胸腔     interthoratic    胸腔内 

The Good Doctor 1-1 burnt food Good Doctor fandom com Wiki 
      autism   自閉症     savant syndrome
    CPR cardiopulmonary resuscitation 心肺蘇生法
  OR operationg(operation) room  手術室
    scalpel   メス  suction  痰の吸引  juglar 咽喉部 頸静脈
  TSA 保安検査場 bully, bullied
      scoff  あざける  comprehend   理解する
  ECG 心電図   EMS 緊急治療
  deformity 変動  stutter  どもる
  anatrium  心臓の上部の小室 吹き抜けの空間
  regress   退行する abscess 膿瘍  

The Good Doctor 1-2 Doctor Mike


      CAT scan  断層撮影 CTスキャン biopsy 生検 生体組織採取検査
  radical prosttectrum 前立腺全摘術 protcol  手順書
      radical prostatectomy 根治的前立腺切除術 a bunch of ~
      intestinal malrotation 腸回転異常症 blare けたたましく鳴る
      prostate, prostate gland  前立腺 deviated speptum 鼻中隔湾曲症
  anatomical 解剖学的  sarcom(a)    肉腫  サルコーマ   semen duct    精液管
  soft tissue  軟組織   connective tissue 結合組織 nodule 結節
  post perative ileus 術後イレウス intestinal mobility 腸運動性
  abdominal surgery 腹部手術   abdominal cavity 腹腔
  laparatomy, lap 腹壁切開 開腹術  incision  (手術上の)切開 
      time out 手術の手を止めて患者・術式の確認をすること
  aorta  大動脈  artery    動脈  vein   静脈  capillary  毛細血管
  peritneum   腹膜 sedation 鎮静化 sedative agent(drug)  鎮静剤(薬)
  fascia  筋膜 ファッシャ urinary system  scoff  嘲笑する
  chart   カルテ(medical record)   gut   胃腸  budding   癌細胞の浸潤
  remnant   リポタンパク質の残りかす stool 排泄物 intenstine 腸 
  discharge exmination  退院検査 ear infection   中耳炎
     add-on 追加物 拡張機能 stethoscope  ステト 聴診器
  flatulence ガスがたまった状態 pulmonary valve 肺動脈弁
     renal angiomyolipoma: AML 腎血管筋脂肪腫   false positive 偽陽性 

The Good Doctor 1-2 Mount Rushmore Good Doctor fandom com wiki

      malignant tumor  悪性腫瘍 blunt  露骨な dissect  解剖する
  chastise   懲らしめる  fart おなら orderly 用務係 雑役係
  bickerig   口争い scam  詐欺 moron   まぬけ 低レベル
  suck ひどい つまらない slam  けなす blurt  口走る
  gurney 担架 suction 吸引 scrub in  手洗いする

The Good Doctor 1-18 Doctor Mike


spoiled coward 甘えん坊 encompass 包含する freak out 怖がらせる
pledging 誓約する Glioma グリオーマ 上皮神経細胞に生じる腫瘍 神経膠腫
laparotomy pad 開腹パッド TIDE pods 洗剤をフィルム状のもので包んだもの
work-up 精密検査 metastasize  転移する lymphatic リンパ系
exploratory 探索的 capsule endoscopy カプセル内視鏡 disseminated 広がった
DIC disseminated intravascular coagulation 播種性血管内凝固症候群
vascular compromise 血管の損傷 anesthesia 麻酔 concussion 脳震盪しんとう
compound fracture 複雑骨折 broken 粉々になった状態
bimalleolar fracture; trimalleolar fracture; radiology 放射線科
necrose, necrosying 壊死する; resetting 整形(整復);asleep 睡眠
nasal 鼻; cranial 頭蓋骨; aneurysm 動脈瘤; pulmonary 肺
thoracotomy 開胸術; suture 縫合; duodenal 十二指腸; fester 化膿する
clot 血栓; emobolism 塞栓症 血管が血栓に塞がれる; blood vessel 血管
abdomen 胸と骨盤の間; run the bowel 腸を動かす 腸の検査をする
metabolic 代謝に関する; gastrointestinal tract 消化管; GI system 消化系
GBM glioblastoma 膠芽腫; chemotherapy
M&M conference: morbidity and mortality conference
                                                                                                                          
The Good Doctor 1-18 More Good Doctor Fandom com Wiki 

Real Doctor reacts the Good Doctor COVID episode


 dabそっとたたく disinfect 消毒する germs 細菌 droplet  滴
 sneeze くしゃみ mutating 突然変異 cough         timeframe
 recipiratory 呼吸器系の antiviral 抗ウイルスの  viral particle 
 airborne transimission   aerosolized particles 空中で分散された粒子
 intubation 挿管 concussion 脳震盪 hall mark 特徴 asthma  喘息
 saturation 飽和 edema むくみ 浮腫 comorbidities 併存疾患
 obesity 肥満 sourdough bread COVIDが流行するなかでサワドウブレッド作りも
 流行したとされる。


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