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Restoration Party Problem in Hyogo

兵庫県における「維新の会」の問題

 2025年1月18日、兵庫県で竹内英明元県議会議員が亡くなったあと、竹内英明元議員への中傷を行っていた立花孝志氏は、その根拠になる文書を、兵庫県県議会議員で維新の会に所属する岸口みのる氏から手渡しされたと「暴露」した。岸口氏は、百条委員会の副委員長という立場であるが、斎藤元彦知事を支持する立場からの言動が目立っていた人物。
 もともと維新の会は、斎藤元彦知事を擁立し実現した立役者。百条委員会でも、知事を擁護する立場から、委員会公開などの主張を繰り返していた。県議の増山誠氏も百条委員会メムバーであるが、維新の会に属して、百条委員会の内容を外部にリークするなどの行為を繰り返していたことが疑われている。兵庫県維新の会のこの二人の県議会議員は、結局、斎藤元彦氏のパワハラ問題で、斎藤元彦氏を追及することを避けて、百条委員会を内部で分裂させて、裏で斎藤元彦氏を支援する役割をしてきた疑いがある。
 ただ、立花氏の暴露によって、維新の会の岸口氏が虚偽の文書を流して、同僚議員を自死に追い込んだ張本人である構図が見えてきた。岸口氏は、立花氏と会った事実を認めたが、文書を渡したのは自分ではない、との主張を2月10日午後、展開。立花氏はこれを全面否定して、二人の主張は対立している。しかし仮に100%岸口氏の主張通りでも、岸口氏がその場にいて、文書提供を仲介したことは明らかになった。維新の会ー岸口氏はかぎりなく黒い:虚偽情報を拡散させて、同僚議員貶め、死に追いやった疑いが濃厚である。
 しかし死者がでてもなお、維新の会や斎藤元彦氏に信頼を寄せる兵庫県民が一定数存在し彼らの行動が問題を複雑化させてきた。ネット上には、岸口みのる氏や増山誠氏を肯定的に描いたものも散見される。よく、既得権益に挑戦していたのが斎藤元彦氏だという議論もあるが、そのことと、虚偽情報による個人攻撃によって、人を死に追い込むこととは、全く別次元の完全な犯罪であることを、兵庫県民はそろそろ理解するべきではないか。斎藤元彦氏の改革がなんであれ、人の死を生んだ段階でゲームセット、辞職すべきだった。
 ただ兵庫県の外から見ていると、ゲームが終わらなかった原因は、はっきりしている。斎藤元彦氏こそ、改革者で、それを妨げるのは旧勢力というストーリーを描く人がいて、現実に選挙でそのストーリーに多くの県民が踊ったことだ。そして斎藤氏は再選され、さらに死者が出た。兵庫県民は死人が増えて、なお目が覚めないようだ。であれば、私たちは兵庫県民を、腐敗臭の中に放っておくしかない。

   なお、維新の吉村洋文代表は2月10日午後の記者会見で、岸口みのる議員に関する疑惑について、事実関係を調査して公表する意向を示しているが、これは当然だろう。

兵庫県における過剰な個人攻撃

兵庫県における選挙選訴訟合戦


Excessive Personal Attack in Hyogo

 2025年1月18日 前兵庫県県議の竹内英明氏が亡くなった。経緯はすでに明らか。斎藤元彦知事のもとでまた自殺者がでたことになる。火つけ役の一人の立花孝志氏は、なお竹内氏を貶める動画の発信を続けている。正直に言えば異常である。

もともと出発点は斎藤元彦氏が、自身のパワハラに疑問を呈した人を探し出し、退職に追い込んだことの妥当性だった。それがいつの間にか、斎藤元彦氏が進めた県政改革をめぐる議論にすり替わり、自殺した西播磨県民局長への容赦のない個人攻撃になった。異常であるのは、選挙選でこのようなキャンペーンを行った側の斎藤元彦氏が勝利したことだ。

そして歯止めを失った個人攻撃が二人目の死者を生んだことになる。この原因を生んだのは、兵庫県民の選挙における選択である。キャンペーンに乗って無責任にネットで個人攻撃をした人たちの責任も重い。

私の考えは、斎藤氏がどんなに正しくても、人の死を生んだ時点で、その時点で知事失格ということだ。人格攻撃することにも慎重であるべきだ。自殺者を続々と出すのは行き過ぎだ。兵庫県民が同じ感覚でないことが、人として理解できない。

集英社 さらに犠牲者出た兵庫県


REFERENCE

訴訟合戦に陥った斎藤元彦兵庫県知事問題   Blogger Com 2025/01/16
社会の分断とフィルターバブル Note 2024/12/14


Litigation Battle on Hyogo Governor Election

 選挙選めぐる訴訟合戦になった斎藤元彦兵庫県知事問題

 選挙選出発点の問題は斎藤元彦知事の個人的な資質が知事にふさわしいかであった。しかし選挙選が始まると、斎藤氏が進めた県政の妥当性に論点が移行し、斎藤氏の対立候補である稲村和美氏への容赦のない個人攻撃がそれに続いた。そして2024年11月17日投開票された兵庫県知事選挙で、斎藤氏は勝利を収めた。
 結果をみると 斎藤元彦 111.3万票
        稲村和美   97.6万票
        清水貴之   25.8万票
        大澤芳清  7.3万票 などとなっている。
 注目したのは、確かに斎藤氏が最多得票であるが、得票率は過半数に達しなかったこと。もう一つ注目したのは、清水貴之氏が26万票近くを獲得していることである。この人は「維新の会」の人物。つまり、前回の知事選で斎藤氏を建てた維新は、稲村氏にも合流せず、独自候補を立て、結果として、反斎藤票を分断したことになるのだろうか。

 選挙戦後、公職選挙法に関係する幾つかの論点が浮上した。
 一つは、立花孝志氏が自身の当選を目的とせず、斎藤元彦氏の応援に徹して「二馬力選挙」を行ったことの妥当性。これは公職選挙法での想定を超えるものとして、法改正に課題を残すことになった。
 今一つは、斎藤陣営からPR会社メルチルに払われた報酬が、公職選挙法が定める買収ー被買収に該当するかである。2024年12月2日、斎藤元彦氏に対して公職選挙法違反容疑の刑事告発が行われ、12月16日に地検・県警がこの告発状を受理している。 

 2025年に入って1月7日、元川西市議の中曾千鶴子なる人物が、選挙選中の2024年11月14日に22の市長が市長会有志として稲村氏支持を表明した行為を、公務員の地位を利用した選挙選での行為を禁止している公職選挙法違反に該当するとして、地検・県警に刑事告発している。調べて見ると、中曾氏は元N党、つまりこの告発の背後には立花氏がいることになる。
 結果として、兵庫県知事選挙が公正に行われたかをめぐる議論は、訴訟合戦に陥ったように見える。県外から見ていると兵庫県政は混乱が続いているようにも見える。選挙結果という兵庫県民の選択をどう考えればよいだろうか?

選管が公平性に問題があったと指摘 MBS 2025/01/16

Merchuの問題について 2024/11/22 公職選挙法違反の典型と述べている。

兵庫県における過剰な個人攻撃

       


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