クモ膜下出血 subarachnoid hemorrhage


subarachnoid hemorrhage SAH  クモ膜下出血 サバラークノイドヘモレッジ エスエーエイチ(日本の医療関係者間ではドイツ語風にザーとよぶことがある)。クモ膜下出血。

(つまりhemorrhageとは出血bleedingのこと。だから内出血はinternal bleeding or internal hemorrhage, internal hemorrhaging。ついでに血液検査blood test, 採血blood draw, 輸血blood transfusionなどの医療英語を覚えておく。)

脳と頭蓋骨との間の領域がクモ膜下。ここを通っている脳動脈は丈夫な血管であるが、ここにまれにできる瘤bulgeは膜が薄く出血しやすい。出血すると、本人はこれまで経験したことがないまるでハンマーでなぐられたような衝撃を感じることがある。出血して死に至る場合もあるが、そうでない場合には自然に止血状態になる。出血後の症状としては、吐き気、嘔吐、視覚障害、意識障害などがある。ただし状態は不安定で再出血の恐れが高いので手術が必要である。

手術としては開頭して、瘤をクリップでふさぎ、水分を排出する管を挿入する。

      autism   Baumol's cost disease   bulimia   bullshit job capital flight 
      China as a dystopia  choke point   coffee and urinary stone
  dementia   digital Leninism   hysteresis inclusive marketing 
  infection disease interstitial pneumonia  job type employment  
  market Leninism   menopause  osteoarthritis  peer pressure
      presbyopia  schizophrenia subarachnoid hemorrhage 
  US-China decoupling Z-generation  


 

ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption

 The Shawshank Redemption   1994年公開。

スティーブン・キングの1982年の小説「リタヘイワ―スとショーシャンクの空に」が原作。フランク・ダラボンが脚本・監督。The Shawshank Redemption-Wikipedia

舞台はメイン州、ショーシャンク州刑務所。

この刑務所で無期懲役で入所したものは絶望しかなかった。仮出所が認められる可能性はほとんどない。認められるのは人生の終盤になってから。またささやかな反抗に対する刑務官による暴力は時に囚人に死をもたらすものだった。1947年に妻とその愛人を殺した罪で無期懲役となった、元銀行家Andy Dufresne(Tim Robbins)が入所してくる。彼はやがて刑務所で配達人smugglerをしているRed(Morgan Freeman)と親しくなる。AndyがRedに最初に頼んだのはRock Hammer(登山でハーケンを打ち込むのに使うハンマー)と、Rita Hayworth(1940年代セックスシンボルだった映画女優)のポスターだった。Andyは会計の知識を生かして刑務官の歓心を得たり、図書室の改善を図るため奮闘もした。ただ所長は、裏金の管理でAndyを利用するものの、Andyの再審への希望を徹底して奪う冷酷なことを平然と行うのだった。Andyが絶望して死を選んだかに見えた時、10数年かけた企てが明らかになるのだった。


この映画は最初の公開時には、興行成績が振るわず失敗に見えた。しかしやがて多くのファンを得て、歴史的な名作とされるように評価は大きく変わった。この映画にはアメリカ映画定番のセックス場面がないし、そもそも女性自体ほとんど登場しない。Andyは厳しい情況でも、希望を捨てずにいる。それがこの映画の芯の部分だ。Andyを犯そうとする囚人たちは「悪」だが純粋に暴力だ。他方で所長も「悪」だが逃げようがない権力として、彼の前に立ちふさがる。この二つの悪に対峙しながら、Andyは誰にも打ち明けずに一人企てていることがあった。





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Major Writings of Tutomu Ohuchi

大内力 おおうち つとむ 氏の著述。1918-2009 同姓同名者あり。著述分野で振り分け。

大内力 おおうち つとむ 1918-2009 wikipedia
大内力 おおうち つとむ webcatplus
CiNiiで大内力(著者)
CiNiiで大内力(タイトル)

抜粋
論説 帝国主義政策序論 信州大学経済学論集 19 1982/03 1-18

論説「国家独占資本主義へのフランスの道」を読む 信州大学経済学論集18 1981/03 1-8

論説 スタグフレーション三考 信州大学経済学論集 16  1980/03   1-21

cf.    飯田裕康氏の 大内力「信用と銀行資本」への書評 三田学会雑誌 72(3)  1979/06 396-398   → 飯田裕康

cf.    屋嘉宗彦 国家独占資本主義の発生根拠とその本質的機能 大内力氏の国家独占資本主義論の検討 一橋論叢 70(2) 1973/08  150-163


ミッドナイトスカイ The Midnight Sky

 The Midnight Sky, Netflix, 2020年

破局的な核戦争後、南極に一人残った科学者Augustine Lofthouse(George Clooney)が主人公。彼は重病を抱えて、血液透析(hemodialysis:HD)をして過ごしている。研究一筋の彼には別れた女性との間に娘がいた。南極の基地に一人残されて暫くして、彼は少女を見つける。少女はしゃべらず、絵を描いて自分はアイリスだと名乗った。やがて汚染は進行し、基地の外も安全とは言えなくなったころ、地球への帰還を目指している宇宙船(the interplanetary craft Aether)があった。木星の惑星(K-23)の一つを探査して、居住可能性を確認して帰還の途次にあった。しかし地球はすで汚染されており、帰還は自殺行為だった。帰還を阻止すべく老科学者は少女を連れて、より性能の良い通信施設を目指して基地を困難な旅に出発するのであった。


私はこの映画をとても気に入ったのだが、映画評を見ると平均値は低くなっている。派手なアクション、爆発、カーチェイスなどを期待する人にとっては、物足らないのだろう。また確かに帰還できないことについてのAetherの側に葛藤がないことなどendingには私も少し不満がある。原作はLily Brooks=Dalton(1987-)が 2016年に発表した小説Good Morning, Midnightである。映画のあらすじは、Wikipediaのものを掲載しておく(The Midnight Sky, Wikipedia)ので参照されたい。
 

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Insider Trading by a Judge

裁判官、そして東証社員によるインサイダー取引

2024年12月23日証券取引等監視委員会が東京地検特捜部に告発 25日在宅起訴

1)金融庁に出向していた裁判官によるTOB未公開情報を用いたインサイダー取引

  佐藤壮一郎(32歳)慶應法学部 同法科大学院 司法試験に合格
  2024年4-9月 10件に1000万近く投資 400万近く儲ける
  金融庁企画市場局企業開示課課長補佐 
      9月強制捜査
  12月23日付けで懲戒解雇

2) 東京証券取引所社員による未公開株情報の親族(父親)への漏洩、インサイダー取引

  細野慶斗(26)から細野正人(58)へ。慶斗は新潟の高校を出て東北大学へ。
  同フェンシング所属。
  父親が繰り返し情報求める、1-3月に3銘柄 1700万投資 600万儲ける。
  上場部開示業務課
  12月23日付けで懲戒解雇。

  いずれも職業倫理の低さが要因。なぜ犯罪に至ったかは、
  問題の重大さや社会的処罰の重さを考えると理解は困難。

元裁判官と元東証社員の在宅起訴 2024.12.25

金融庁、東証が再発防止策発表   2024.12.24



Litigation Battle on Hyogo Governor Election

 選挙選めぐる訴訟合戦になった斎藤元彦兵庫県知事問題

 選挙選出発点の問題は斎藤元彦知事の個人的な資質が知事にふさわしいかであった。しかし選挙選が始まると、斎藤氏が進めた県政の妥当性に論点が移行し、斎藤氏の対立候補である稲村和美氏への容赦のない個人攻撃がそれに続いた。そして2024年11月17日投開票された兵庫県知事選挙で、斎藤氏は勝利を収めた。
 結果をみると 斎藤元彦 111.3万票
        稲村和美   97.6万票
        清水貴之   25.8万票
        大澤芳清  7.3万票 などとなっている。
 注目したのは、確かに斎藤氏が最多得票であるが、得票率は過半数に達しなかったこと。もう一つ注目したのは、清水貴之氏が26万票近くを獲得していることである。この人は「維新の会」の人物。つまり、前回の知事選で斎藤氏を建てた維新は、稲村氏にも合流せず、独自候補を立て、結果として、反斎藤票を分断したことになるのだろうか。

 選挙戦後、公職選挙法に関係する幾つかの論点が浮上した。
 一つは、立花孝志氏が自身の当選を目的とせず、斎藤元彦氏の応援に徹して「二馬力選挙」を行ったことの妥当性。これは公職選挙法での想定を超えるものとして、法改正に課題を残すことになった。
 今一つは、斎藤陣営からPR会社メルチルに払われた報酬が、公職選挙法が定める買収ー被買収に該当するかである。2024年12月2日、斎藤元彦氏に対して公職選挙法違反容疑の刑事告発が行われ、12月16日に地検・県警がこの告発状を受理している。 

 2025年に入って1月7日、元川西市議の中曾千鶴子なる人物が、選挙選中の2024年11月14日に22の市長が市長会有志として稲村氏支持を表明した行為を、公務員の地位を利用した選挙選での行為を禁止している公職選挙法違反に該当するとして、地検・県警に刑事告発している。調べて見ると、中曾氏は元N党、つまりこの告発の背後には立花氏がいることになる。
 結果として、兵庫県知事選挙が公正に行われたかをめぐる議論は、訴訟合戦に陥ったように見える。県外から見ていると兵庫県政は混乱が続いているようにも見える。選挙結果という兵庫県民の選択をどう考えればよいだろうか?

選管が公平性に問題があったと指摘 MBS 2025/01/16

Merchuの問題について 2024/11/22 公職選挙法違反の典型と述べている。

兵庫県における過剰な個人攻撃

       


グレートウオール The Great Wall

 The Great Wall 米中合作で2016年に公開された映画。主演マット・デイモン 監督はチャン・イーモウ。巨額予算を掛けた映画。タイミングとしては米国での大統領選挙の年。興行成績や映画評は良くなかった。場面場面で意表を突く映像はあり、映像は楽しめる。ただそもそも中国で発明された火薬を求めて、デイモンたちが長城(万里の長城)にたどりつくという出だしから、中国の宣伝映画の臭いがして、息苦しくなる人はいるかもしれない。また面妖な怪獣との闘いが主に描かれるのだが、なかなかその世界観に共感はできない人も多いかもしれない。男女の愛憎も、立場による葛藤もなく、ただ怪獣とのバトルが連続する展開は、正直に言えば幼児向けに見え大人の観客の嗜好には合わない。政治を外して娯楽作品にするとしても、もっと心理描写を中心に作れなかったものか。この心理描写の浅さがこの映画の評価を下げた点ではないか。その意味で、長城で防いでいるものをそもそも怪獣にする必要が逆にあったのかと思わないではない。

movie clip


 ところで私がこの映画製作で注目したのはマット・デイモンら白人俳優起用について起きたwhitewashing批判である。whitewashingは本来、非白人俳優が起用されるべきところを白人俳優を起用することを批判する言葉。またその時に、非白人の役割が侮蔑的な役として演じられていないかも議論されている。しかしこの映画の中で白人俳優たちは活躍するのだが、あくまで中国文化の引き立て役であり、中国への敬意を保っているように見える。チャン・イーモウは白人俳優を主役に起用しつつ、彼らが中国へリスペクトする姿を描こうとしたように見える。つまりwhitewashing批判は成り立たないと私は考える。むしろ中国側は、デイモンたちを利用して、西欧人が中国に畏敬の念を抱く姿を描き、かつ宣伝塔として合作映画の興行的成功を期待したのでないか。しかしその中国側の意図はあまりにも見え過ぎたのかもしれない。
   whitewashにはうわべを取り繕うという意味があり、それと白人を起用するという意味とを掛け合わせていると思われる。環境問題について、これと似たgreenwashあるいはgreenwashing批判がある。具体的には、企業が自社製品や活動を具体的な根拠なしに、「環境にやさしい」と宣伝する行為が厳しく批判されている。

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Major Writings of Yan Li

李焱 Li Yan 氏

企業会計とリスクヘッジ

李焱 駒澤大学教員紹介page
李焱 researchmap my portal

暗号資産と会計 駒澤大学公開講座 2024年6月24日 予定 

暗号資産の資産属性と会計基準の相違 Disclosure& IR Vol.28 2024/02  

cf. 暗号資産(仮想通貨)とは何ですか 日銀HP
cf.
暗号資産(仮想通貨)って何 全銀協HP
cf. 暗号資産(仮想通貨)にかかる税金 オリックス銀行
       総平均法と移動平均法 cryptact com





Major Writings of Norio Tamaki

玉置紀夫(たまき のりお)氏の著述目録。 1940年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院を経て同商学部へ。商学部教授在任中の2004年5月28日に63歳で亡くなった。

共訳 酒井利夫ほかと共訳 キャメロン/ニール著 概説世界経済史 東洋経済新報社 2013/01 

論説 福澤諭吉の近代日本経営史 三田評論1057  2003/05   32-39

論説 起業家福澤諭吉の生涯 渡辺修二郎著「学商福澤諭吉」批判 三田評論1044 2002/03 38-50

単著 起業家福沢諭吉の生涯 学で富み富て学び 有斐閣 2002/04

単著 Yukichi Fukuzawa 1835-1901: The Spirit of Enterprise in Modern Japan, Palgrave Macmillan UK, 2001/09

共著 黒田昌裕と共著 実学日本の銀行 慶應義塾大学出版会 1996/09

共著 オリーヴ・チェックランド、杉山忠平と共著 明治日本とイギリス:出会い・技術移転・ネットワークの形成 法政大学出版局 1996/06

共著 オリーヴ・チェックランドと共著 アレキサンダー・アラン・シャンド考 近代日本研究 13    1996    109-121

学位 Japanese banking a history 1859-1959 慶應大学博士(商学)1995/01/17

単著 Japanese banking : a history 1859-1959, CUP,  1995

論説 ロンドンの松方正義:ロンドン金融市場と日英同盟 三田商学研究 37(1)   1994/04  47-54

共著 Olive Checkland, 西村閑也と共著 Pacific Banking 1859-1959: East meets West, St. Martin's Press  1994 

単著 日本金融史:安政の開国から高度成長前夜まで 有斐閣 1994/09

論説 The Yokohama Specie Bank: 多国籍銀行業務分析 1879-1931  三田学会雑誌 82(特Ⅰ) 1990/09  13-26

論説 Charles Gairdner, 1824-1899 三田学会雑誌 82(特Ⅱ)1900/03  91-102 

共著 ホント、イグティエフ編著 水田洋、杉山忠平監訳 富と徳 スコットランド啓蒙における経済学の形成 未来社 1990/12

論説 堀江帰一のロンドン 近代日本研究(慶応義塾福澤研究センター)7 1990 45-61

論説 近代日本銀行業の出自 三田商学研究 31(5)  1988/12   61-74

共著 米川伸一ほかと共著 概説イギリス経済の形成 有斐閣 1986/04

書評 北政巳著「近代スコットランド社会経済史研究」1985年11月 社会経済史学 52(3) 1986  425-429

書評 高橋泰蔵監修「産業革命期の金融」1984年5月 社会経済史学 50(6)  1985 742-744

論説 1857年恐慌とスコットランド・ユニオン銀行(Union Bnak of Scotland)  三田商学研究 26(4)   1983/10 1-13

論説 イギリス金融史研究の最近の成果と19世紀銀行業の一実態 金融経済 201  1983/08  81-108

単著 The life cycle of the Union Bank of Scotland, 1830-1954 Aberdeen University Press, 1983 

論説 カレドニアン銀行(The Caledonian Bank)の終焉, 1901~7年 三田商学研究 25(5) 1982/12  771-787

共著 渡邊佐平編著 マルクス金融論の周辺 法政大学出版局 1980/09

論説 1830年代後期におけるマーチャント・バンカー マーチャント・バンカー研究(4)  三田商学研究 19(4)   1976/10   60-78

論説 「銀行家回状(The Circular to Bankers)」誌(1836年9月2日号ー同37年6月30日号)にみる1830年代後期のマーチャント・バンカー 三田商学研究 19(1)  1976/04 104-111

論説 1830年代初期の英米貿易とマーチャント・バンカー マーチャント・バンカー研究(3) 金融経済 137   1972/12 67-86

論説 ベアリング商会とフランス公債(1816-1818年):マーチャント・バンカー研究(2)  三田商学研究 14(6)   1972/02   86-125

論説 マーチャント・バンカーの発生過程:マーチャント・バンカー研究(1) 三田商学研究 13(1)   1970/04   107-150

論説 スタンダード石油トラストの形成・展開・「解体」-個別的金融資本の成立過程にかんする一研究 経済学年報(慶應義塾大学経済学部) 10 1967/03 193-246

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