Insider Trading by a Judge

裁判官、そして東証社員によるインサイダー取引

2024年12月23日証券取引等監視委員会が東京地検特捜部に告発 25日在宅起訴

1)金融庁に出向していた裁判官によるTOB未公開情報を用いたインサイダー取引

  佐藤壮一郎(32歳)慶應法学部 同法科大学院 司法試験に合格
  2024年4-9月 10件に1000万近く投資 400万近く儲ける
  金融庁企画市場局企業開示課課長補佐 
      9月強制捜査
  12月23日付けで懲戒解雇

2) 東京証券取引所社員による未公開株情報の親族(父親)への漏洩、インサイダー取引

  細野慶斗(26)から細野正人(58)へ。慶斗は新潟の高校を出て東北大学へ。
  同フェンシング所属。
  父親が繰り返し情報求める、1-3月に3銘柄 1700万投資 600万儲ける。
  上場部開示業務課
  12月23日付けで懲戒解雇。

  いずれも職業倫理の低さが要因。なぜ犯罪に至ったかは、
  問題の重大さや社会的処罰の重さを考えると理解は困難。

元裁判官と元東証社員の在宅起訴 2024.12.25

金融庁、東証が再発防止策発表   2024.12.24



Scandal of Kinuko Iwamoto

吉岡一族、そして岩本絹子による東京女子医大私物化

岩本絹子(78) 佐賀県唐津市出身。江戸川区で産婦人科を開業。葛西産婦人科(江戸川区東葛西6-8-6   2008/08のインタビューでは穏やかである。なぜ現在の化け物のような存在になってしまったのだろう。彼女を狂わせたのは一体なにだろう。)である。なお岩本の住所は港区とされる。
 葛西産婦人科は事件に無関係ではなく、私物化事件全体に深く関係している。岩本に付き従って東京女子医大に入り込んだ一人は、葛西産婦人科の職員。多額の現金が葛西産婦人科で見つかっている。

 今回2025年1月14日に、背任容疑で元東京女子医大理事長の岩本絹子逮捕に至った事件は、東京女子医大の新宿のキャンパス建設をめぐり実態のない業務に対し、岩本が建築士(68)に大学に1億1700万あまり払わせ、そこから3700万を現金で還流させた容疑である。
 これとは別に足立区にの医療センターをめぐって、岩本は1億8000万あまりを同じ建築士に支払わせたので、ここからも還流があったと疑われている。
 現在のところ、この1級建築士の名前は明らかになっていない。2024年8月の第三者報告書は建築アドバイザーに流れた報酬を3億円余りとしている。

 岩本は姪(彩那 音 あやな おと 宝塚時代の芸名 なおその姉は彩輝なお あやき なお 元月組のトップスター)の主人が取締役を務める会社(ケネス&セルジオ 世田谷区下馬2-13-4)、つまり親族の会社にも大学から多額の資金を流出させた。秘書業務、経営統括業務支援などを名目に月額385万を流出させた。途中から甥を運転手にして月額66万の高給をさらに支払わせた。これらの姪や甥にとっては、やさしいおばさんになるのだろうが、世間的には親族の会社と大学に並外れた高給を支払う契約を結ばせ、大学の資金を流出させたことは公私混同といえる。
 また岩本はこうした形で自身に忠誠を誓う人々で身の回りを固めたのだろう。ケネス&セルジオは、岩本の犯罪を支え、東京女子医大に巣食った癌だったのではないか。
 2024年8月の第三者報告書はこの会社に流れた総額を3億8000万としている。
 これまでの家宅捜索で現金1億5000万, 金塊2キロみつかる(なお1キロの金塊は2025年1月14日の相場は1492万円、つまり約1500万円。2キロなら約3000万円の価値がある。)また別の日の捜査では現金5000万あまりみつかっている。

 今回の事件で私が、注目したのはまずはなぜこの程度のレベルの人がトップに立てたのかという、大学のガバナンスの在り方、また、大規模病院をもつ医療系大学のガバナンスの在り方、である。長期間このような人が君臨出来た理由は気になる。彼女の執行部を支えた旧学長などの罪は極めて深い。元をただすと創業一族の吉岡一族による大学私物化に遠因がある。まずは遠因となった、吉岡一族の経営への関与を徹底して排除することが必要ではないだろうか。

東京女子医大元トップを背任容疑で逮捕 TBS News Dig 2025/01/14


東京女子医大元理事長背任事件 NHK 2025/01/14

女帝岩本絹子の人物像 FNN 2025/01/13

2025/01/13   岩本絹子を背任容疑で逮捕

2024/12/06    東京女子医大 臨時理事会で清水治氏を新理事長に選任

2024/08/07  東京女子医大 理事会で岩本氏除く全員で岩本氏を理事長から解任  
2024/08/06    文部科学省 学長ら理事3人を呼び行政指導

2024/08/02    東京女子医大 岩本独裁体制を批判する第三者委員会報告を公表
                      要約版①

2024/07/02    東京女子医大教授有志が文部科学省高等教育局幹部に面会求め理事会への指導を要請

2023/06  至誠会 理事体制を一新

2023/04   至誠会 臨時社員総会で岩本氏を会長から解任

2023/03   警視庁が特別背任容疑で岩本の自宅他を捜索

女子医大の闇 内部資料入手 岩澤倫彦 文春オンライン2022/07/19

親族企業に1億超支出の公私混同 岩澤倫彦 文春オンライン2022/07/19

2019   岩本絹子が大学理事長就任 女子医大を私物化

     経営責任認めない吉岡一族の暴走 FACTA 2015/07
     経営責任認めない吉岡俊正理事長、岩本絹子副理事長

2014         至誠会代表理事であった岩本絹子が大学の副理事長に就任
      岩本は経営統括室を設置して不正を進めた。
      理事長は一族の吉岡俊正 岩本絹子の不正に歯止めかけず
      他方、吉岡は学長を解任して学長兼務し大学支配を強める 

2013         創業一族の吉岡俊正が理事長就任 

2010         創業一族の吉岡俊正が副理事長に就任 


The threat of anti-espionage law in China

中国の反スパイ法の脅威

2014年 中国が反スパイ法制定

2024年 反スパイ改正法の施行

アステラス製薬 幹部社員拘束 2023.03   審査入り 24.03   起訴 24.08 

鈴木英司 中国の反スパイ法とどう向き合うか テレ東BIZ 2024.07.05


深津嘉成 中国の反スパイ改正法の施行(2023.07)とその内容・留意点 東京海上ディーアール 2024.06.25

稲村悠 スパイ容疑で中国で拘束された日本人を救う方法 東洋経済 2023.11.16

西村豪太 中国ビジネスに冷水「アステラス社員拘束」の恐怖 東洋経済 2023.03.28

関谷智 私はスパイじゃない(鈴木英司) NHK国際ニュースナビ 2022.12.23

            2016.07 帰国に際し空港で拘束 以後監視下で取り調べ
    2017.02  逮捕
    2019.05  一審で懲役6年 上訴するも 2020.11 上訴棄却実刑確定
    2022.10  刑期終え帰国 

川島真 中国のシャープパワーから見る北大教授拘束事件 nippon.com 2019.11.20

宮家邦彦 伊藤忠社員はなぜ中国で拘束されたのか ニッポン放送 2019.02.15

            2018.02. 拘束

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