Major Writings of Yoshio Kumano

熊野剛雄(くまの よしお)氏(1926-2020)の著述目録。熊野氏は1951年に東京大学経済学部卒後、大学院に進学。その後,角丸証券に入社し、大学院を中退。1965年角丸証券調査部長。1968年に専修大学に転ずる。並行して日本証券経済研究所でも活動し、主任研究員、理事を勤める。専修大学退職後は大槻久志の筆名で啓蒙書の執筆を行った。

赤旗 識者は語る 2020/04/16
赤旗 識者は語る 2020/04/17

やさしい 日本と世界の経済の話 新日本出版社 2019/10

転換経済における諸問題 専修大学社会科学研究所月報 625-626  2015/08  12-18

シャドウ・バンキングと証券取引 商学論纂(中央大学) 55(5・6)  2014/03  131-156

大槻久志 金融化の災い みんなのための経済の話 新日本出版社 2008/04 254p.

経済の成熟と金融・証券市場の変容 証券経済研究 61 2008/03  17-31

資本主義の現段階と株式会社 季刊経済理論 44(1)   2007/04    13-41

大槻久志 やさしい日本経済の話 新日本出版社 2003/11 213p.

市場構造と産業構造―株式市場間競争の背後 証券経済研究 40  2002/12  19-31

わが国証券市場改革の批判的検討 証券経済研究 26 2000/07  1-12

大槻久志 「金融恐慌」とビッグバン 新日本出版社 1998/09 326p.

戦後証券市場の総決算 証券研究 114     1996/12   1-17

共著 不況下の証券市場 証券研究 105   1992/11

         担当執筆 戦後証券会社の行動原理ーバブルよりの反省 1-18

共著 証券市場の基本問題 証券研究 96 1991/07
     担当執筆 銀行の証券業務-証券取引審議会・金融制度調査会報告に寄せて 1-24

単著 銀行と証券 講談社 1989/04

共著 現代証券市場の変貌 証券研究 84   1988/10
         担当執筆 「証券市場発展」の再検討 1-11

金融の証券化と証券の金融化 証券研究 80   1987/02   3-12

証券業務原理 金融経済 220 1987/01  1-18

単著 株式の話 東洋経済新報社 1984/02

共著 日本の株式保有構造 証券研究 67  1983/02
         担当執筆 わが国株式市場の基本問題―個人株主比率の低下をめぐって 1-24

共著 国債発行と政府資金 証券研究 53    1977/05
        担当執筆 国債大量発行における諸問題 1-13

編著 大不況はくるか 東洋経済新報社 1971

Major Writings of Yoshinori Suzuki

 鈴木芳徳(すずき よしのり 1937~2010)氏の著述目録。1964年に九州大学大学院修了。1965年9月神奈川大学に赴任。その後、2007年3月の定年まで神奈川大学。図書を中心に主要なものを採録した。

現在価値と株式会社 白桃書房 2009/09 184p.

わかりやすい証券市場入門 全訂版 白桃書房 2009/04

資本化と現在価値 経営貿易研究(神奈川大学) 35 2009/03 11-17

グローバル化と金融資本主義:ドル離れとサブプライムローンの深淵 白桃書房 2008/05

投資家像の変貌と現代資本主義 経営貿易研究(神奈川大学) 34 2008/03   1-13

世界金融資本主義と金融・資本市場の変容 証券経済研究 61 2008/03

証券取引所の統合再編問題 証券経済研究 59 2007/09

経済学と私(ケインズの方法的態度と経済学) 商経論叢 43(1)   2007/05  1-4

株式会社制度の行方:投資ファンド化への変化の予兆 経営貿易研究(神奈川大学)33 2007/03   39-42

三角合併(triangular merger)と日本経済 経営貿易研究(神奈川大学)33 2007/03 1-8 

証券会社と株式会社 白桃書房 2007/03 185p.

わかりやすい証券市場入門 新訂版 白桃書房 2007/03

証券市場と株式会社 商経論叢 42(3)   2006/12   77-85

現代証券金融論の課題 白桃書房 2005/09 154p.

わかりやすい証券市場入門 白桃書房 2004/07

金融・証券論の研究 白桃書房 2004/06 328p.

取引所市場の構造変化:中央卸売市場流通の場合 商経論叢 39(2)  2003/11 79-88

証券取引所の環境変化とデミューチュアリゼーション 商経論叢 38(4) 2003/04 19-29

株式会社とジョイント・ストック・カンパニー 商経論叢 38(1)   2002/08   49-70

成熟経済とオープン・マーケット 商経論叢 35(3)  2000/01  201-220

明治の取引所論 白桃書房 1998/11  272p.

福澤諭吉の取引所論 商経論叢 31(2)  1996/03   177-194

天野為之の取引所論とその特質 商経論叢 30(4) 1995/03 13-59

編著 金融論:理論・歴史・政策 ミネルヴァ書房 1995/04

田口卯吉の株式会社論 商経論叢 28(2)   1993/02  107-125

共著 証券改革 東洋経済新報社 1991/10

編著   野田弘英 吉沢法生 永田裕司 平勝廣と共著 現代金融論 文眞堂 1990/01

共訳 野田弘英、吉沢法生、飯田隆と共訳 W.A.トーマス著 イギリスの金融・証券革命:ビッグバンの背景と影響 東洋経済新報社 1988/01

銀行論講義 新評論 1986/04

株式会社の経済学説 新評論 1983/11

W.ゾンバルトの株式会社論について 商経論叢 16(3)   1981/02  81-90

証券経済論 税務経理協会 1979/05

小林晃との共訳 G.H.ピーターズ著 金融と財政の理論 増補版 ミネルヴァ書房 1977

吉沢法生との共著 銀行論入門 八千代出版 1977/04

信用制度と株式会社 九州大学博士 1976/07/03

山中豊国、野田弘英と共訳 ロビン・プリンゲル著 現代イギリスの銀行業 新評論 1975/05

銀行論入門 八千代出版 1975/04

小林晃と共訳 G.H.ピーターズ著 金融と財政の理論 ミネルヴァ書房 1974

信用制度と株式会社 新評論 1974/01

金融資本と銀行資本 経済論究 14 1964/10 1964/10  61-77

「帝国主義論」における方法上の特質 経済学研究(九州大学)30(2)  1964/06 75-95

金融資本と銀行資本 経済論究(九州大学大学院) 12 1963/01 23-37



Major Writings of Juichi Mukai

 向壽一(むかい じゅいち)氏の著述目録。1953年生。京都大学を1975年に卒業。同大学院を経て、同大経済研究所、横浜国立大学を経て立命館大学。1990年代以降で試作。

向壽一 wikipedia 

資本の絶対的過剰理論と実証 商学論集(福島大学) 91(3-4)  2023/03  49-57

再生産・産業連関表と貨幣流通 立命館国際研究 35(4)  2023/03    87-99

cf. ブランコ・ミラノヴィッチ「マルクスとケインズの違い」2022/06/29

cf. 鍋島直樹 ケインズの社会主義論ー自由と計画の狭間でー 経済科学 69(4) 2022/03 1-14

cf. 二宮健四郎「書評 鍋島直樹 現代の政治経済学―マルクスとケインズの総合」季刊経済理論 58(1) 2021/04  87-90 

cf. 鍋島直樹 現代の政治経済学-マルクスとケインズの総合 ナカニシヤ出版 2020/02

価値の需要サイドと供給サイド:「マネタリー・エコノミクス」の反省 立命館経済学 65(5) 2017/03 304-313

cf. 鍋島直樹 ポスト・ケインズ派経済学:マクロ経済学の革新を求めて 名古屋大学出版会 2017/03

cf. 水野和夫 利子率ゼロと資本の希少性:ケインズ対マルクス 法学志林 114(4) 2017/03  156-143

cf. 近廣昌志 ケインズおよびポストケインジアンの貨幣供給理論の検討ーポストケインジアンの内生的貨幣供給理論の問題点ー 商学論纂 55(5・6) 2014/03 229-258

cf.ベルトテム・シェフォールト マルクスの蓄積論、ケイジアンの分配論、および転形問題の新しい解法 産業連関 18(3) 2010/10 33-50

cf. 内藤敦之 ポストケインジアンの内生的貨幣供給論とケインズの貨幣的経済学 一橋博士2009/01/14

cf. 野下保利 金融資本主導下の貨幣的均衡:現代資本主義分析におけるポスト・ケインズ派とマルクス派 季刊経済理論 45(2)  2008/07 36-48

比較経済学構築に向けて 「マネタリー・エコノミクス」への3本の書評に対するリプライ 立命館経営学 47(2)   2008/07  25-34

ポスト・グローバリズムの時代を生きる 法律文化社 2008/06   201p

現代ケインズ研究と「マネタリー・エコノミクス」 立命館国際研究 19(3) 2007/03 603-616

上川孝夫、藤田誠一と共編著 現代国際金融論 第3版 有斐閣 2007/03

cf.伊藤光晴 現代に生きるケインズ モラルサイエンスとしての経済理論 岩波新書 2006/05

マネタリー・エコノミクス 岩波書店 2006/04
cf. 書評 中尾茂夫 明治学院大学経済研究 140・141  2008/02    91-97  

cf. 鵜飼博史 鎌田康一郎 マネタリー・エコノミクスの新しい展開 日銀レビュー2004-J-8

cf.植田宏文ほか 現代マクロ金融論:ポストケインジアンの視角から 晃洋書房 2004/04

上川孝夫、藤田誠一と共編著 現代国際金融論 新版 有斐閣 2003/05

cf. 平井俊顕 ケインズ研究の動向-「貨幣論」と「一般理論」をめぐる序論的サーヴェイー 経済学史学会年報 39号 2001/05 74-84

自動車の海外生産と多国籍企業 ミネルヴァ書房 2001/03

経済学の対象と経営学の対象―ケインズとマルクス 立命館経営学 39(4) 2000/11 75-81

メガバンク誕生:金融再編と日本の行方 日本放送出版協会 2000/01

cf. 内藤敦之 内生的貨幣供給と流動性選好:ポストケインジアンにおける論争 一橋論叢 122(6) 1999/12 787-801

cf. 箱木禮子 ケインズの市場観 商学論集(福島大学)68(2)  1999/10  47-61 

不況の日本より、好況の米国がケインズ政策に忠実という逆説 エコノミスト 77(35)  1999/08/10   42-44

共編著 上川孝夫、藤田誠一と共編著 現代国際金融論 有斐閣 1999/04

「ケインズ政策」「規制緩和」だけでは日本の雇用は創出できない エコノミスト 77(4) 1999/01/26  65-69

単著 多国籍企業・銀行論:大競争時代へのサバイバル戦略 中央経済社 1997/07

単著 金融ビッグバン 講談社現代新書 1997/06

cf. 服部茂幸 所得分配と成長:ポスト=ケインジアンの経済学 千倉書房 1996/06

単著 転換期の世界経済 岩波書店 1994/12

単著 新しい資本主義の視点 同文舘出版 1994/09

マネーゲームのからくり:金融エコノミスト批判学入門 新版 法律文化社 1994/04

共編著 中西一正と共編著 現代日本の技術と経済 同文舘出版 1993/07

単著 世界経済の新しい構図 岩波書店 1992/02

学位 現代日本企業と多国籍総合金融機関:資本過剰下の三位一体的資本輸出の理論と実証 で京都大学経済学博士 1992/01/23

単著 マネーの流れから見る日本経済入門 有斐閣 1991/11
日本経済入門 マネーの流れから見る

単著 マネーゲームのからくり:金融エコノミスト批判学入門 法律文化社 1991/06

単著 信用創造・マネー循環・景気波動 同文舘出版 1991/01

単著 国家破産:累積債務とマネー循環 講談社現代新書 1990/07
cf. 書評 櫻井公人 阪南論集 社会科学編 27(2)   1991/09  97-103

現代日本企業と多国籍総合金融機関:資本過剰下の三位一体的資本輸出の理論と実証 同文舘出版 1990/07

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Profile of Masaki Ina

稲正樹(いな まさき)  稲正樹 wikipedia 1949年生まれ 1973年北海道大学法学部卒 1977年北海道大学大学院法学研究科中退 1994年に北海道大学にて博士号授与。法学博士。 インド憲法の研究:アジア比較憲法論序説 北海道大学博士(法学)乙第4443号 1994...

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