Concussion

フットボール(ラグビー)による脳損傷リスク 

 たまたまConcussionという2015年の米映画をみた。Concussionは脳震盪という意味。映画はフットボールによって脳が損傷する可能性を指摘した解剖医の競技団体(NFL)との戦いの話であった。米国ではフットボール(英国ではラグビー)ではしばしば、生涯にわたり後遺症が残るような大けがをすることが知られているが、激しいぶつかり合いの繰り返しやタックルで、脳が損傷を受けるとの指摘は、想像できることだけに衝撃的だ。なぜ衝撃的かと言えば、激しくぶつかることが競技の見せ場になっており、そこに問題があるという指摘、脳に不可逆的ダメージを与えるという指摘は、フットボール(ラグビー)は禁止すべきだという指摘と同じであるからだ。問題は脳震盪を起こした直後だけではなく、脳が慢性的にダメージを受けていること(CTE:chronic traumatic encephalopathy 慢性外傷性脳症)が、かなり時間が経ってから精神障害が現われて判明することが多いことも悲劇的だ。プロ選手のように長期間競技を行った者だけでなく、若いときにごく短期間競技しただけでも、ダメージの悪影響は一生涯に及ぶ。つまり脳が受ける打撃による損傷の影響は不可逆的で、極めて高い確率でその人とその家族の人生を壊滅的に破壊する。
 私自身の考えは、このような残酷な「スポーツ」はそもそも禁止されるべきだというものだ。多分競技団体とか競技者の中には、さらにフットボール(ラグビー)ファンの中には、反対の意見もあるだろう。しかし、生涯にわたり影響がある、脳に損傷を与えるような競技は「スポーツ」の名に値しない。と思って調べて見ると、海外では多数の訴訟が起きていることがわかる。
 他方でこの問題に関連して、医学者でないトレーナーが、トレーニングによって損傷を避けられるからとトレーニングの重要性を強調する文章を発表したり、競技団体が、脳震盪の事故のあとについて、事故の影響は一般化できないので、競技者のプレイする権利について配慮すべきだといった指摘を、事故後の指針に書き込んでいる。しかしトレーニングによってリスクを低下させるとか、本人が事故の後も競技を続けたいと言っているといった指摘は、一生涯に渡る脳損傷のリスクという深刻な問題とはとても比較できない。本来はそもそも出すべき論点ではない。
 フットボール(ラグビー)と同様の印象が強いのは、ボクシングという競技だ。あれもスポーツというが、実態は殴り合って相手の体に損傷を与えるものにみえ、しばしば脳震盪を起こして倒れる姿が記憶に残る。ボクシングの場合についての脳震盪リスクはすでによく知られている。
 すべてのスポーツには肉体的負荷が付き物であり、行えばリスクは伴うものであり、リスクを避けていては競い合いが成り立たないという理屈も分かる。さらに危険を承知して本人が競技を望む場合はどうかという立論も分からないではない。だから意見は分かれるところだが、私自身は、誰であれこうした生涯にわたる不可逆的なリスクを取らせることには反対だし、これらの危険なスポーツの存在に反対だ。私自身の考えは、このような人の一生を破壊する「スポーツ」はそもそも禁止されるべきだというものだ。
 フットボール(ラグビー)やボクシングで、興奮する人もいるだろう。ただ、人が人を傷つける場面が見世物になっていることは否定しがたい。私自身は、人が人を傷つける姿を見ることが娯楽になっていることを見ていて痛々しいと感じる。

 子供のラグビー認めるのは児童虐待 英研究 CNN 2024/02/03
   Risk of degenerative brain disease CTE increases with longer rugby careers, University of Glasgow 2023/10/24 
   Risk fo chronic traumatic encephalopathy in rugby unions associated with length of playing career, Acta Neuropathplogica, 2023/10/04
 コンタクトスポーツによる脳損傷リスク WIRED 2023/10/03
   Head injuries: Nearly 300 rugby players suing over brain damage, BBC 2023/08/31
  How football raises the risk for chronic traumatic encephalopathy, National Institute of Health 2023/07/11 
   New BU study finds tacke football at young age raises risk for brain decline later, The Brink, 2023/03/06
   Risk of brain disordes more than twice as high rugby players, Cosmos Magazie, 2022/10/05
 40代で認知症も 元ラグビー選手100人以上が訴え SAKISIRU 2022/07/27
 頭部損傷の元ラグビー選手Gが統括団体提訴 AFP    2022/07/25
   What to know about CTE in football, The New York Times, 2022/07/05 
 ラグビー選手 1シーズンでも脳に悪影響 NewsWeek日本版 2021/09/15
 接触型スポーツと脳疾患発症リスクAERA dot. 2020/02/03  
 タックルが原因で死亡 8ケ月で4人 仏学生 AFP    2019/01/08
   高校生ラグビー選手における脳震盪受傷リスク 早稲田大学卒論 2013

   autism   Baumol's cost disease   bulimia   bullshit job capital flight 
      China as a dystopia  choke point   coffee and urinary stone  concussion 
  dementia   digital Leninism   hysteresis inclusive marketing 
  infection disease interstitial pneumonia  job type employment  
  market Leninism   menopause  osteoarthritis  peer pressure
      presbyopia  schizophrenia subarachnoid hemorrhage 
  US-China decoupling Z-generation  



 

 





Major Writings of Hisahiko Saito

 齊藤壽彦氏の著述目録 1945年生まれ。1968年慶應大学経済学部卒 大学院に進学し、1974年に千葉商科大学。現在同大学大学院客員教授。公益財団法人政治経済研究所代表理事。点数が多いので、リポジトリで原文にアクセスできるものを主体にして1981年以降で作成した。(斎藤寿彦 齋藤寿彦など同音異字の別人がいる)
論説 金融機関と借り手企業の信頼関係の構築 政経研究時報 26-4   2024/03  10-13

論説 日本の大学における研究水準低下の要因 政経研究時報 26-3   2023/12   15-16

論説 日本銀行の「量的・質的金融緩和」の導入に関する一考察:2%の「物価安定の目標」を中心として 千葉商大論叢 61(1)  2023/07 1-36

書評 「中小企業金融の経済学 金融機関の役割 政府の役割」 中小企業支援研究(千葉商大)10   2023/03   42-43
論説 近年における政策金融の役割:日本政策金融公庫の活動を中心として 千葉商大論叢 60(2)  2022/11  1-55
論説 不換制下における貨幣の一般的受容性の根拠に関する一考察 政経研究 118  2022/06  3-26
論説 信頼、信認、信用の基本構造(Ⅰ):金融論の核心 千葉商大論叢 59(3)  2022/03 1-31
論説 バブル経済崩壊以後の不良債権問題期における金融検査の変革 千葉商大論叢 58(2) 2020/11 1-61
論説 新型コロナウイルス感染と金融機関の事業に対する金融支援 政経研究時報 23(2)  2020/10  8-11
書評 村本孜・内田真人共編著「アベノミクス下の地方経済と金融の役割」 中小企業支援研究(千葉商大)7 2020/03  54-55
論説 地域金融機関の事業性評価融資推進の背景(Ⅰ):金融環境および金融機関業務の変化を中心として 千葉商大論叢 57(1) 2019/07 1-52
報告 財政赤字をめぐって 政経研究時報 22(1)   2019/06   9-13
論説 地域金融機関の事業性評価融資(Ⅱ):事業性評価融資推進方策 千葉商大論叢 56(3) 2019/03  1-42
論説 地域金融機関の事業性評価融資(Ⅰ):事業性評価の仕組みと評価視点 千葉商大論叢 56(2)   2018/11  1-34

パネラー 横浜学「横浜と金融」2017/11/22 より


論説 中小企業金融の現状と課題 中小企業支援研究(千葉商大)4  2017/03  2-9

論説 日本財政の持続可能性に対する信認の構造―財政構造の健全化、財政健全化制度、財政健全化目標を中心としてー 千葉商大論叢 54(2)  2017/03  1-27
論説 地方創生における地域金融機関の役割と課題 CUC view & vision 42 2016/09 38-44
論説 日本銀行のマイナス金利政策とその影響―副作用を中心としてー 千葉商大論叢 54(1)  2016/09 1-27
論説 アベノミクス約3年の評価:第一の矢(大胆な金融政策)を中心として 政経研究 105 2015/12 19-35
論説 近年における日本の金融政策と財政ファイナンス 千葉商大論叢53(1)  2015/09 17-39
単著 近代日本の金・外貨政策 慶應義塾大学出版会 2015/01
同上書評 建部正義 政経研究 105   2015/12    122-129
論説 日本銀行券に対する信認問題:日本銀行の無制限的発行との関係を中心として 経済学論究(関西学院大学) 68(1)    2014/06    51-85
論説 無制限的発行下における日本国債の消化構造 千葉商大論叢 51(1)  2013/09 19-40 
論説 近年における日本国債発行:信用と財政信認の視点から 政経研究 100  2013/06  44-59
論説 東日本大震災発生後1年間における金融上の対策:金融機関の被災企業向け貸出を中心として 政経研究 98 2012/06    25-40
論説 地域密着型金融推進政策 千葉商大論叢 49(2)  2012/03   21-40
書評 熊倉修一「日本銀行のプルーデンス政策と金融機関経営-金融機関のリスク管理と日銀考査ー」2008年 歴史と経済 51(4)    204号 2009/07 
論説 債券信用概念について 三田商学研究 49(6)   2007/01   51-75  
学位 近代日本の金・外貨政策 金本位制下の在外正貨を中心として 慶應大学博士(商学)2006/03/03
論説 イギリスにおける一元的金融監督機関の成立と金融検査・モニタリング 千葉商大論叢 42(3)  2004/12  65-110 
論説 貨幣、金融政策と社会的信認 政経研究 81   2003/11  27-40
論説 日本銀行の銀行保有株式買入 千葉商大論叢 40(4)   2003/03  49-106
単著 信頼・信認・信用の構造:金融核心論 泉文堂 2002/12  その後 改訂版2007/11 3版2007/11が出されている。
論説 貨幣・金融における信用の重要性 政経研究 73   1999/11   3-11
論説 日本銀行考査の成立 創価経営論集 23(2)   1998/11    107-125
論説 郵便貯金資金自主運用の歴史、現状、課題 千葉商大論叢 35(1)   1997/06  127-172
論説 国際信用の崩壊過程-国際環境の悪化と対英米貿易の減少・途絶 千葉商大論叢 30(3)  1992/12  67-104
論説 公信用について 千葉商大論叢 30(1)   1992/06   177-190
論説 日本の銀行の国際金融業務構造とその変化 千葉商大論叢 29(2)   1991/09  15-39
論説 日本の金融自由化の進展と個人利用者 1 千葉商大論叢 29(1)  1991/06  103-124 
論説 The Origins of Japanese Specie Abroad 千葉商大論叢 25(3・4) 1988/03  1-34
論説 日清戦争以後における横浜正金銀行の資金調達ー準備的考察 金融経済 216  1986/07 35-71
論説 日清戦争以後における横浜正金銀行の外国為替業務の発展と信用 三田商学研究 28(6)   1986/02 43-75
論説 横浜正金銀行の本来の外国為替銀行化過程 三田商学研究 28(5) 三田商学研究 1985/12  66-83
論説 1980年代前期における郵便貯金資金運用論議 千葉商大論叢 23(2)  1985/09 66-83
論説 厳重な外国為替管理期における外国為替資金証券の発行 千葉商大論叢 22(1) 1984/06  253-269
論説 厳重な外国為替管理時代の外国為替資金証券 千葉商大論叢 21(3)  1983/12  299-315
論説 外国為替銀行の成立 国際連合大学 HSDRJE-88J/UNUP-489 1983
論説 外国為替銀行の成立 IDE Working Paper 1983
書評 田中生夫「戦前戦後日本銀行金融論策史」(1980)   岡山大学経済学会雑誌 13(4)   1982/03 281-298
論説 金本位制下の在外正貨 国際連合大学 HSDDJE-68J/UNUP-388 1981 
論説 金本位制下の在外正貨 IDE Working Paper 1981


Major Writings of Hiroshi Fukumitsu

福光寛の著述目録。1951年生れ。慶応大学卒業後、同大学院。大学院在籍中に国会図書館。国会図書館調査局、立命館大学を経て1998年に成城大学。2023年より政治経済研究所。同姓同名の別人がいる。1994年以降の主なものの一覧。
口頭報告・口頭発表の記録(ResearchMap)
書籍等出版物の記録(ResearchMap)
論文発表の記録(ResearchMap)
その他発表の記録(ResearchMap)
配信記事一覧


(主要なものの一覧)新しいものから1994年分まで遡及

論説 ゼロコロナ政策下の中国の実相ー白髪運動、医療保険、地方財政ー 経済学論纂 64(3・4)   2024/01  101-122

書評 李立栄 中国のシャドーバンキング形成の歴史と今後の課題 成城大学経済研究 238 2022/11   113-123
書評 王東明「中国株式市場の形成と発展―「移行経済型市場」と国際的インパクトを中心に 大阪公立大学経営研究 73(2)   2022/08    39-45
論説 中国経済学史を学んで―報告と討論を受けてー 政経研究時報 24-2 2021/10 6-7
報告 中国経済学史を学んで 社会経済システムの在り方を改めて考える 政治経済研究所金融問題研究会報告 2021/06/21
共編著 内田真人と共編著 グローバル化と地域金融 東信堂 2021/03 第9章 グローカル研究と中国経済学研究 あとがき を執筆
共著 成城大学グローカル研究センター編 グローカル研究の理論と実践 東信堂 2020/03  第10章 金融研究でグローカル研究をどう進めるか を執筆
ブログ 新中国の社会主義とその経済学の歩み Note 2019/06/26
顧准(グウ・ジュン 1915-1974):生涯と遺著『理想主義から経験主義へ』:会計学者・革命家・経済学者から民主的政治制度の研究者へ 成城大学経済研究 222 2018/12  94-143
報告 中国的経済体制 大阪市立大学大学院都市創造研究科 2017/12/08
論説 農業政策で主張を堅持 鄧子恢(トン・ツーホイ 1896-1972)について 成城大学経済研究 218  2017/12   451-491
論説 中国経済学の父 孙冶方(スン・イエファン 1908-1983)    成城大学経済研究 217  2017/07    101-215
(訂正 p.113 下から11行目  esp.154, 199 → esp.182-190)
(訂正 p.116 上から2行目 到社会主義的到社会主義→到社会主義的民主)
論説 中国の経済学者 馬寅初(マー・インチュ 1882-1982) 成城大学イノベーション研究 12(1)   2017/02    273-298
(訂正 p.285 14行目 財政経済委員会主任は薄一波であった → 財政経済委員会主任も陳雲であった)
論説 鳥籠理論そして陳雲(チェン・ユン 1905-1995)について 成城大学経済研究 214 2016/12  37-72
報告 中国的経済学者:馬寅初(1882-1982) 大阪市立大学大学院都市創造研究科 2016/10/28
論説 中国経済の過去と現在 市場化に向けた議論の生成と展開 立命館経済学 64(5) 2016/03   810-838
論説 中国のシャドーバンクについて 郎咸平の議論に学ぶ 立教経済学研究 69(3) 2016/01  1-29
学会報告 シャドーバンクについて中国では何を議論しているのか 日本金融学会2015年度春季大会 2015/05/17
研究 中国の銀行理財についての規制 成城大学経済研究所研究報告 No.69 2015/01
研究 中国のシャドーバンクをどうとらえるか さまざまな定義の併存 肯定説と中小企業金融への貢献説 成城大学経済研究所研究報告 No.68 2014/11
論説 中国経済入門 「図解中国経済」を読む 成城大学経済研究 206 2014/11 65-115
書評 代田純「ユーロ不安とアベノミクスの限界」 証券経済研究 87 2014/09 103-108
学会報告 中国概念股の理論・歴史・現状 日本金融学会2014年度春季大会 2014/05/25
論説 中国概念股の理論・歴史・現状 成城大学経済研究 203  2014/01  15-76
研究 中国概念股の危機はなぜ生じたのか 成城大学経済研究所研究報告 No.64 2013/07
学会報告 中国概念股の危機で見えてきた諸問題 証券経済学会第79回全国大会 2013/06/16
論説 中国概念股の危機で見えてきた諸問題 上場手法としての反向収購 reverse merger (RTO) 成城大学経済研究 199  2013/01   59-102
論説 大震災に学ぶリスクマネジメント 成城大学経済研究 198 2012/12 215-237
学会報告 戦略的デフォルトについて 日本金融学会2011年度秋季大会 2011/09/18
論説 戦略的デフォルトstrategic defaultについて 成城大学経済研究 193 2011/07  179-234
論説 中国証券市場概覧 2008年-2009年 成城大学経済研究 191 2011/01 81-113
論説 中国証券監督管理委員会「中国発展市場発展簡要回顧」について 成城大学経済研究 189  2010/07  83-105
論説 過剰貯蓄saving glut:理論と現実 成城大学経済研究 182  2008/11  57-86
学会報告 証券化の功罪 証券経済学会関東部会 2007/11/24
研究 証券化の功罪:サブプライム問題を振り返る 成城大学経済研究所研究報告No.47 2007/10
共編著 高橋元と共編著 ベーシック 証券市場 改定版 同文舘 2007/09
論説 学校債と医療法人債―擬似債券の理論・歴史・現状 証券経済学会年報 42  2007/07  287-291
論説 私立大学の財務と経営について 成城大学経済研究 175/176  2007/03  1-37 慶應の小松隆二と早稲田の關昭太郎の経営財務の考え方を対比した
論説 学校債と医療法人債:擬似債券の理論・歴史・現状 成城大学経済研究 173  2006/11  1-51
学会報告 学校債と医療法人債ー擬似債券の理論・歴史・現状 証券経済学会第66回全国大会 2006/10/15
論説 アメリカの住宅金融をめぐる新たな視点:証券化の進展の中でのサブプライム層に対する略奪的貸付predatory lending 成城大学経済研究 170 2005/09 57-88
論説 債券投資におけるマーケット・リスク管理 成城大学経済研究 169 2005/06 89-116
書評 齊藤正「戦後日本の中小企業金融」 金融経済研究 21 2004/12 148-150
論説 エクイティ・ファイナンスequity financeをめぐって 成城大学経済研究 166 2004/11 95-132  下放修正条項付転換社債問題を取り上げた
部会報告 「信頼・信認・信用の構造」を読んで 信用理論研究学会関東部会2004/10/30 
論説 コーポレート・ガバナンスcorporate governanceーいかに機能させるかー 成城大学経済研究 165  2004/06    89-129
論説 空売り規制の強化について 証券経済学会年報 39 2004/05 88-92
共編著 高橋元と共編著 ベーシック証券市場論 同文舘 2004/04
書評 齊藤壽彦「信頼・信認・信用の構造ー金融核心論」 政経研究 81 2003/11 159-168
論説 空売り規制と情報公開 東証取引参加者協会レポート 7(3) 2003/08 20-30 or 1-11
論説 空売り規制の強化 ジュリスト 1250  2003/08/01  112-116
論説 市場と規制ー証拠金規制margin requirementsをめぐって 成城大学経済研究 161 2003/06 113-146
共編著 井村進哉・王東明と共編著 コーポレートガバナンスの社会的視座 日本経済評論社 2002/12 250p.
論説 空売り規制の強化をめぐって 証券経済研究 40 2002/12 33-60
論説 空売り規制の強化について 成城大学経済研究 158  2002/11  285-323
部会報告 空売り規制の強化をめぐって 証券経済学会関東部会 2002/10/11
共著 金融辞典編集委員会編 大月金融辞典 大月書店 2002/04
研究 公社債投資信託の元本割れをめぐって 成城大学経済研究所研究報告 31  2002/03
部会報告 日本と海外の金融排除論について 生活経済学会関東部会 2001/11/30
単著 金融排除論 阻害される消費者の権利と金融倫理の確立 同文舘 2001/11 
論説 金融排除financial exclusionを越えて 金融機関と倫理 成城大学経済研究 153  2001/07  153-184
学会報告 レッドライニング論から金融排除論へ 日本金融学会2001年度春季大会 2001/05/26
論説 Corporate Governance of Japan in Transition 成城大学経済研究 151/152 2001/03 191-208
論説 M&Aについて 証券経済研究 26 2000/07  101-118 M&Aについて要旨
論説 M&Aについて 成城大学経済研究 149  2000/07  97-122
研究 プリンストン債事件 成城大学経済研究 148   2000/03
論説 変貌するコーポレート・ガバナンス 成城大学経済研究 147  1999/12  65-119
論説 新たな段階に入った日本の資産証券化 成城大学経済研究 145 1999/07 103-142
研究 資産証券化の意義について 金融構造研究 21 1999/05  24-32
研究 株式市場をめぐる神話 成城大学経済研究 144 1999/03  151-158
研究 資産担保証券の財務的意義について 成城大学経済研究所研究報告 21  1999/03
論説 日本における資産証券化の展開(下)成城大学経済研究 143  1998/12 189-226
論説 日本における資産証券化の展開(上)成城大学経済研究 142  1998/10  165-191
論説 外人投資と日本の株式市場 証券経済学会年報 33  1998/05  55-58
論説 1997年11月の金融パニックについて 立命館経済学 46(4)  1997/10  368-374
学会報告 外人投資と日本の株式市場 証券経済学会第47回全国大会 1997/06/14
論説 外人投資と日本の株式市場 立命館経済学 46(2)  1997/06 146-166
単著 証券分析論 中央経済社 1997/05
書評 渋谷博史他編著「日米金融規制の再検討」 社会科学研究 48(2)  1996/08 257-266
研究 アメリカの学生ローン改革論議について―動揺するアメリカの公的金融 金融構造研究 18   1996/05   13-24
論説 証券業界の再生と公社債投資信託 証券研究 114  1996/02   77-96
論説 アメリカの郵便貯金について 金融経済研究 9   1995/07  128-129
研究 1993年米学生ローン改革法 立命館経済学 44(2)  1995/06
学会報告 銀行の社会貢献 日本金融学会1995年度春季大会 1995/05/27
報告 ナローバンク論とコアバンク論 成城大学経済研究所年報 8  1995/04 39-49
論説 銀行の社会貢献-現状と課題 立命館経済学 43(4)  1994/10  587-601
論説 アメリカの郵便貯金について 証券経済 189   1994/09   79-103
研究 銀行による投資信託販売の波紋―アメリカで何が問題になっているか 地銀協月報 408   1994/06    2-13
学会報告 アメリカの郵便貯金 日本金融学会1994年度春季大会 1994/05/29
研究 アメリカの郵便貯金 発表時期 1994-1995
単著 銀行政策論 同文舘 1994/04
単著 新訂 社会常識としての経済学 日本経済評論社 1994/04   1992年版の改定版
研究 米国における銀行の投資信託販売について 証券経済 186   1993/12  115-125
これより前の時期の主要業績
単著 金融規制緩和の経済学 日本経済評論社 1990/05
単著 金融自由化時代の証券市場 日本経済評論社 1986/10
研究 シティオブグラスゴー銀行の倒産    発表時期 1984-1985

(あいうえお索引)
研究 アメリカの学生ローン改革論議について―動揺するアメリカの公的金融 金融構造研究 18   1996/05   13-24
論説 アメリカの住宅金融をめぐる新たな視点:証券化の進展の中でのサブプライム層に対する略奪的貸付predatory lending 成城大学経済研究 170 2005/09 57-88
研究 アメリカの郵便貯金 発表時期 1994-1995
学会報告 アメリカの郵便貯金 日本金融学会1994年度春季大会 1994/05/29
論説 アメリカの郵便貯金について 金融経済研究 9   1995/07  128-129
論説 アメリカの郵便貯金について 証券経済 189   1994/09   79-103
論説 新たな段階に入った日本の資産証券化 成城大学経済研究 145 1999/07 103-142
研究 1993年米学生ローン改革法 立命館経済学 44(2)  1995/06
論説 1997年11月の金融パニックについて 立命館経済学 46(4)  1997/10  368-374
論説 エクイティ・ファイナンスequity financeをめぐって 成城大学経済研究 166 2004/11 95-132  下放修正条項付転換社債問題を取り上げた
論説 M&Aについて 成城大学経済研究 149  2000/07  97-122
論説 M&Aについて 証券経済研究 26 2000/07  101-118 M&Aについて要旨
論説 外人投資と日本の株式市場 証券経済学会年報 33  1998/05  55-58
学会報告 外人投資と日本の株式市場 証券経済学会第47回全国大会 1997/06/14
論説 外人投資と日本の株式市場 立命館経済学 46(2)  1997/06 146-166
学会報告 学校債と医療法人債ー擬似債券の理論・歴史・現状 証券経済学会第66回全国大会 2006/10/15
論説 学校債と医療法人債―擬似債券の理論・歴史・現状 証券経済学会年報 42  2007/07  287-291
論説 学校債と医療法人債:擬似債券の理論・歴史・現状 成城大学経済研究 173  2006/11  1-51
論説 過剰貯蓄saving glut:理論と現実 成城大学経済研究 182  2008/11  57-86
研究 株式市場をめぐる神話 成城大学経済研究 144 1999/03  151-158
論説 空売り規制と情報公開 東証取引参加者協会レポート 7(3) 2003/08 20-30 or 1-11
論説 空売り規制の強化 ジュリスト 1250  2003/08/01  112-116
論説 空売り規制の強化について 証券経済学会年報 39 2004/05 88-92
論説 空売り規制の強化について 成城大学経済研究 158  2002/11  285-323
部会報告 空売り規制の強化をめぐって 証券経済学会関東部会 2002/10/11
論説 空売り規制の強化をめぐって 証券経済研究 40 2002/12 33-60
単著 銀行政策論 同文舘 1994/04
研究 銀行による投資信託販売の波紋―アメリカで何が問題になっているか 地銀協月報 408   1994/06    2-13
学会報告 銀行の社会貢献 日本金融学会1995年度春季大会 1995/05/27
論説 銀行の社会貢献-現状と課題 立命館経済学 43(4)  1994/10  587-601
単著 金融規制緩和の経済学 日本経済評論社 1990/05
共著 金融辞典編集委員会編 大月金融辞典 大月書店 2002/04
単著 金融自由化時代の証券市場 日本経済評論社 1986/10
単著 金融排除論 阻害される消費者の権利と金融倫理の確立 同文舘 2001/11
論説 金融排除financial exclusionを越えて 金融機関と倫理 成城大学経済研究 153  2001/07  153-184
論説 顧准(グウ・ジュン 1915-1974):生涯と遺著『理想主義から経験主義へ』:会計学者・革命家・経済学者から民主的政治制度の研究者へ 成城大学経済研究 222 2018/12  94-143
共著 成城大学グローカル研究センター編 グローカル研究の理論と実践 東信堂 2020/03  第10章 金融研究でグローカル研究をどう進めるか を執筆
共編著 内田真人と共編著 グローバル化と地域金融 東信堂 2021/03 第9章 グローカル研究と中国経済学研究 あとがき を執筆
研究 公社債投資信託の元本割れをめぐって 成城大学経済研究所研究報告 31  2002/03
論説 コーポレート・ガバナンスcorporate governanceーいかに機能させるかー 成城大学経済研究 165  2004/06    89-129
論説 Corporate Governance of Japan in Transition 成城大学経済研究 151/152 2001/03 191-208
共編著 井村進哉・王東明と共編著 コーポレートガバナンスの社会的視座 日本経済評論社 2002/12 250p.

論説 債券投資におけるマーケット・リスク管理 成城大学経済研究 169 2005/06 89-116
書評 齊藤正「戦後日本の中小企業金融」 金融経済研究 21 2004/12 148-150
書評 齊藤壽彦「信頼・信認・信用の構造ー金融核心論」 政経研究 81 2003/11 159-168
研究 資産証券化の意義について 金融構造研究 21 1999/05  24-32
研究 資産担保証券の財務的意義について 成城大学経済研究所研究報告 21  1999/03
論説 市場と規制ー証拠金規制margin requirementsをめぐって 成城大学経済研究 161 2003/06 113-146
研究 シティオブグラスゴー銀行の倒産    発表時期 1984-1985
学会報告 シャドーバンクについて中国では何を議論しているのか 日本金融学会2015年度春季大会 2015/05/17
学会報告 証券化の功罪 証券経済学会関東部会 2007/11/24
研究 証券化の功罪:サブプライム問題を振り返る 成城大学経済研究所研究報告No.47 2007/10
論説 証券業界の再生と公社債投資信託 証券研究 114  1996/02   77-96
単著 証券分析論 中央経済社 1997/05
論説 私立大学の財務と経営について 成城大学経済研究 175/176  2007/03  1-37 慶應の小松隆二と早稲田の關昭太郎の経営財務の考え方を対比した
単著 新訂 社会常識としての経済学 日本経済評論社 1994/04   1992年版の改定版
ブログ 新中国の社会主義とその経済学の歩み Note 2019/06/26
部会報告 「信頼・信認・信用の構造」を読んで 信用理論研究学会関東部会2004/10/30
論説 ゼロコロナ政策下の中国の実相ー白髪運動、医療保険、地方財政ー 経済学論纂 64(3・4)   2024/01  101-122
学会報告 戦略的デフォルトについて 日本金融学会2011年度秋季大会 2011/09/18
論説 戦略的デフォルトstrategic defaultについて 成城大学経済研究 193 2011/07  179-234
論説 大震災に学ぶリスクマネジメント 成城大学経済研究 198 2012/12 215-237
書評 王東明「中国株式市場の形成と発展―「移行経済型市場」と国際的インパクトを中心に 大阪公立大学経営研究 73(2)   2022/08    39-45
学会報告 中国概念股の危機で見えてきた諸問題 証券経済学会第79回全国大会 2013/06/16
論説 中国概念股の危機で見えてきた諸問題 上場手法としての反向収購 reverse merger (RTO) 成城大学経済研究 199  2013/01   59-102
研究 中国概念股の危機はなぜ生じたのか 成城大学経済研究所研究報告 No.64 2013/07
論説 中国概念股の理論・歴史・現状 成城大学経済研究 203  2014/01  15-76
学会報告 中国概念股の理論・歴史・現状 日本金融学会2014年度春季大会 2014/05/25
報告 中国経済学史を学んで 社会経済システムの在り方を改めて考える 政治経済研究所金融問題研究会報告 2021/06/21
論説 中国経済学史を学んで―報告と討論を受けてー 政経研究時報 24-2 2021/10 6-7
論説 中国経済入門 「図解中国経済」を読む 成城大学経済研究 206 2014/11
 65-115
論説 中国経済の過去と現在 市場化に向けた議論の生成と展開 立命館経済学 64(5) 2016/03   810-838
論説 中国証券監督管理委員会「中国発展市場発展簡要回顧」について 成城大学経済研究 189  2010/07  83-105
論説 中国証券市場概覧 2008年-2009年 成城大学経済研究 191 2011/01 81-113
報告 中国的経済学者:馬寅初(1882-1982) 大阪市立大学大学院都市創造研究科 2016/10/28
報告 中国的経済体制 大阪市立大学大学院都市創造研究科 2017/12/08
研究 中国の銀行理財についての規制 成城大学経済研究所研究報告 No.69 2015/01
論説 中国の経済学者 馬寅初(マー・インチュ 1882-1982) 成城大学イノベーション研究 12(1)   2017/02    273-298
書評 李立栄 中国のシャドーバンキング形成の歴史と今後の課題 成城大学経済研究 238 2022/11   113-123
論説 中国のシャドーバンクについて 郎咸平の議論に学ぶ 立教経済学研究 69(3) 2016/01  1-29
研究 中国のシャドーバンクをどうとらえるか さまざまな定義の併存 肯定説と中小企業金融への貢献説 成城大学経済研究所研究報告 No.68 2014/11

論説 鳥籠理論そして陳雲(チェン・ユン 1905-1995)について 成城大学経済研究 214 2016/12  37-72
報告 ナローバンク論とコアバンク論 成城大学経済研究所年報 8  1995/04 39-49
書評 渋谷博史他編著「日米金融規制の再検討」 社会科学研究 48(2)  1996/08 257-266
部会報告 日本と海外の金融排除論について 生活経済学会関東部会 2001/11/30
論説 日本における資産証券化の展開(上)成城大学経済研究 142  1998/10  165-191
論説 日本における資産証券化の展開(下)成城大学経済研究 143  1998/12 189-226
論説 農業政策で主張を堅持 鄧子恢(トン・ツーホイ 1896-1972)について 成城大学経済研究 218  2017/12   451-491
論説 プリンストン債事件 成城大学経済研究 148   2000/03
研究 米国における銀行の投資信託販売について 証券経済 186   1993/12  115-125
共編著 高橋元と共編著 ベーシック 証券市場論 同文舘 2004/04
共編著 高橋元と共編著 ベーシック 証券市場論 改定版 同文舘 2007/09
論説 変貌するコーポレート・ガバナンス 成城大学経済研究 147  1999/12  65-119
書評 代田純「ユーロ不安とアベノミクスの限界」 証券経済研究 87 2014/09 103-108
学会報告 レッドライニング論から金融排除論へ 日本金融学会2001年度春季大会 2001/05/26



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Profile of Masaki Ina

稲正樹(いな まさき)  稲正樹 wikipedia 1949年生まれ 1973年北海道大学法学部卒 1977年北海道大学大学院法学研究科中退 1994年に北海道大学にて博士号授与。法学博士。 インド憲法の研究:アジア比較憲法論序説 北海道大学博士(法学)乙第4443号 1994...

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