エンドオブホワイトハウス Olympus Has Fallen

 Olympus Has Fallen (2013)   2013年公開の米映画。北朝鮮?のテロリストによりホワイトハウスが襲撃され、襲撃によりホワイトハウスが陥落し破壊されるという内容。韓国の首相に随行する警備陣にテロリストが紛れ込み、この韓国首相も混乱の中あえなく殺害される。Olympusはこの映画のなかでは、ホワイトハウスを意味するコードネームになっている。

movie clips


 テロリストの要求は、韓国からの米軍の撤退、日本海からの米艦隊の撤退。大統領がテロリスクに捕縛され、命が危ない情況で、大統領代行を務める下院議長が、一旦はその要求を受け入れた場面で、これで韓国を失なったというフレーズが米高官から出てくる。
 という「あらすじ」なので、この映画が韓国でどのように鑑賞されたかが気になった。もちろん、テロリストによって、ホワイトハウスが簡単に制圧される展開には、それほど簡単に侵入され制圧されるはずはないと、多くの批判が出ている。ただこの映画は、北朝鮮という仮想敵国の存在を、米国民に意識させるには効果があったのではないか。
   北朝鮮がアメリカ本土にテロリストを送り込むという想定は一見奇抜だが、もしもそうしたことを北朝鮮が実行したら、即座に米国は対応できるだろうか。そうした問いをこの映画は投げかけた。なお北朝鮮の主張によれば、北朝鮮はすでに2012年12月に人工衛星を打ち上げ軌道に乗せることに成功しており、2017年9月に水爆実験にも成功している。
 この北朝鮮にどう向き合うべきか。トランプ大統領が対話路線を取り、キムジョンイルとシンガポールで対談したのは2018年6月12日のこと。さらに板門店で会談を重ねたのは2019年9月30日にことだった。

         Across the Universe Contact Doctor House   Dreamgirls 
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         The Bank The Banker The Blacklist  The Good Doctor 
     The Great Wall The International The Midnight Sky The Night Agent
               The Queen's Gambit The Shawshank Redemption 
                  Film Analysis


ボーモルのコスト病 Baumol's cost disease


 

Baumol's cost disease ボーモルのコスト病

 当初のボーモル(William J.Baumol 1922-2017)の指摘は、音楽家を例に19世紀初頭と20世紀後半との間で生産性は変わっていないというもの。つまり人的活動に依存する分野では、生産性は変わりにくい。そしてもう一つの指摘は、それにもかかわらず「高等教育」「法務」「医療」などでは、その価格が、生産性の改善が著しい物的生産の分野より急速に上昇していることだった。この生産性の改善がほとんど見られない分野の高コストが、「ボーモルのコスト病」である。そしてこのことが可能であるのは、生産性を上昇させた側がこれらへの出費を賄えているからであり、政府の支出も関係しているとした。またボーモルは、この生産性の低いサービス業が、国民経済の中で比重を高めていることも見出した。

このお話しは、産業構成においてサービス業など生産性の低い産業が増加するとともに(二次産業の比率が低下するといった産業構成の変化とともに)、経済成長率が低下する現象を、ボーモル効果Baumol's effctと名付けることにつながっている。

ただ疑問として残るのは、サービス業としてくくったときに、そこには医者や弁護士など高給与の人々もいれば、末端の労働者のように低賃金の人たちもいる。生産性が低いにもかかわらず高コストの例示が「高等教育」「法務」「医療」とされるが、そもそもこれがサービス業の代表的なものだろうか。働いている人の数で考えれば「商業」とか「運輸」などがより代表的ではないか。「高等教育」「法務」「医療」はサービス業のなかでも特殊なものではないか。例示にも、くくりにも問題があるように感じた。

      autism   Baumol's cost disease   bulimia   bullshit job capital flight 
      China as a dystopia  choke point   coffee and urinary stone
  dementia   digital Leninism   hysteresis inclusive marketing 
  infection disease interstitial pneumonia  job type employment  
  market Leninism   menopause  osteoarthritis  peer pressure
      presbyopia  schizophrenia subarachnoid hemorrhage 
  US-China decoupling Z-generation  




Z世代 Z-generation


Z-generation or zoomers Z世代は米国の世代分類の用語だが、日本でも世代分類として一般化して用いている。1990年代半ばから2010年代初頭までに生まれたものを指す。なおzoomerはboomerをもじった言い方。

世代分類は、社会学で始まったと考えられるが、世代ごとに嗜好や行動様式、たとえば情報の入手の仕方に違いがあることへの着目は、たとえば情報媒体の使い分けなど、企業のマーケティングでも生かされるようになった。

Z世代は生まれたときから、ネットやスマホが当たり前のように存在するという意味でデジタル・ネイティブ世代digital nativesとも呼ばれる。

これより前の世代をY世代Y-generationといい、1980年代から1990年代半ば生まれを指す。この世代は21世紀2000年以降に社会進出あるいは成人となる世代という意味でミレニアル世代millennialsとも呼ばれる。

さらにその前がX世代X-generationで、1960年代半ばから1970年代頃までに生まれたものを指す。さらにその前は第二次大戦終戦の1945年から1960年代半ばまでに生まれたもの。つまりベビーブーマー世代baby boomersになる。

 注意されるのはこれらの分類はもともとアメリカの世代分類だったこと。それを当たり前のように日本社会に適用することになったことに、時代の変化を感じる。

なおZ世代よりさらに若い世代はアルファ世代α-generationと呼ばれている。

      autism   Baumol's cost disease   bulimia   bullshit job capital flight 
      China as a dystopia  choke point   coffee and urinary stone
  dementia   digital Leninism   hysteresis inclusive marketing 
  infection disease interstitial pneumonia  job type employment  
  market Leninism   menopause  osteoarthritis  peer pressure
      presbyopia  schizophrenia subarachnoid hemorrhage 
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